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都市とアーキテクチャの教育思想 [教育思想双書]

保護と人間形成のあいだ

都市とアーキテクチャの教育思想

教育と保護とを結びつける論理や行動は、どこからきて何をもたらしたのか。都市や学校の空間構成の中に存在する思想性を追究する。

著者、編者、訳者など 山名 淳
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-29882-2
出版年月 2015年8月
判型・ページ数 四六判・256ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

複合的なアーキテクチャとしての都市は、どのような思想とかかわっているのか。また、人間形成の空間としての学校は、いかに〈教育的保護〉の問題と連関しているのか。空間構成に関する思想と実践の間に、保護文化が抱えるパラドックスを読み解きつつ、それを超えていく論理を探究することにより、「教育空間」のあり方を再検討する。

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目次

はじめに

序論 教育にとってアーキテクチャとは何か

第一章 複眼の都市思想──ジンメルによる都市と人間形成
 1 人間形成は都市に似ている
 2 ジンメルの都市論──「大都市と精神生活」にみる都市観
 3 「都市と人間形成」論 としての〈アルプス/ローマ〉論
 4 都市の人間形成に関する「文化の悲劇」を超える可能性──「おわりに」にかえて

第二章 都市が教育する──「ハウス化」する社会と人間形成
 1 人間形成のエージェントとしての都市
 2 「ハウス化」論
 3 都市のリアリティー
 4 「大都市教育学」
 5 挑発し続ける都市

Intermezzo1 コメニウス庭園雑感──あるいはドイツにおける教育空間論

第三章 都市を批判する都市──田園都市という「自由空間」と文化批判
 1 つくられた故郷としての田園都市
 2 文化批判における「リエントリー」の形式
 3 「自由空間」の亀裂
 4 文化批判が文化を生み出す
 5 エピソード──二一世紀のヘレラウ

Intermezzo2 田園都市ヘレラウと日本

第四章 「学校共同体」に穴を穿つ──アジール論からみた新教育
 1 リエントリーが生み出す「学校共同体」
 2 保護原理としての「アジール」
 3 「アジール」論からみた「学校共同体」
 4 「学校共同体」に穴を穿つ──まとめにかえて

Intermezzo3 規律訓練論の先を思い描く

第五章 文化のアイロニーに装飾が挑む──芸術家フンデルトヴァッサーの建築思想
 1 フンデルトヴァッサーの学校
 2 「建築の医師」がみたユートピア
 3 反フンデルトヴァッサー的思考
 4 時間の迷宮

おわりに
事項索引
人名索引

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