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つながりづくりの隘路

地域社会は再生するのか

つながりづくりの隘路

地域につながりは生まれるのか? 「地方消滅」が叫ばれるなか、質的・量的調査から導かれる地域の実情。地域政策の検討に必読の書。

著者、編者、訳者など 石田 光規
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60279-7
出版年月 2015年7月
判型・ページ数 A5判・240ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

単身化・高齢化がすすむなか、地域における相互扶助関係の再生に多大な期待が寄せられている。本書は東京都多摩市を対象とした質的調査・量的調査をもとに、地域のつながりについて、“それができない理由”も含め具体的に明らかにした。成功事例の紹介に留まりがちな地域研究のなかで、住民の葛藤にまで踏み込んだ画期的著作である。

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目次

まえがき

第Ⅰ部 導入編
第1章 郊外をとらえ返す
  1 郊外を研究するにあたって
  2 郊外の推移
  3 大衆化された郊外へのまなざし1:1960年代から80年代
  4 大衆化された郊外へのまなざし2:1990年代以降
  5 本書の目的と研究のアプローチ

第2章 開発に翻弄された自治体:多摩市の概要
  1 地勢
  2 歴史
  3 人口と世帯
  4 産業
  5 研究への足がかり

第3章 それぞれの近隣社会
  1 漸進開発地区:関戸
  2 混在地区:乞田・貝取
  3 戸建て地区:桜ヶ丘
  4 賃貸・公営団地地区:愛宕
  5 分譲団地地区:鶴牧
  6 データによるエリア特性の確認

第Ⅱ部 実証編
第4章 住民のつくりだした「コミュニティ」:コミュニティセンターの分析から
  1 コミュニティセンターの悲哀と本章の課題
  2 コミュニティセンターの沿革
  3 関戸:開発とのせめぎ合い
  4 乞田・貝取:コミセンと伝統との融合
  5 桜ケ丘:高階層地区の自立と結束
  6 愛宕:公営団地地区の困難
  7 鶴牧:中・高階層の分譲団地
  8 それぞれの住民の「コミュニティ」:結びにかえて

第5章 つながりの再構築:福祉コミュニティの実践
  1 郊外開発から地域福祉を検討する視点
  2 社会福祉協議会のサロン活動
  3 関戸のサロン活動:キーパーソンとしての地付き層の活用
  4 乞田・貝取のサロン活動:不要なのか? 必要なのか?
  5 桜ヶ丘のサロン活動:戸建て地区におけるつながりづくり
  6 愛宕のサロン活動:公営団地における共同性の構築
  7 鶴牧のサロン活動:分譲団地のサロン
  8 福祉的連帯構築のために

第6章 住民が蓄積した社会関係資本
  1 地域のソーシャル・キャピタル
  2 ソーシャル・キャピタルと歴史性
  3 調査概要と諸変数
  4 分析結果の提示
  5 ソーシャル・キャピタルの不均衡

終章 地域社会のゆくえ
  1 住民の体現したコミュニティとつながりづくり
  2 さらなる議論の展開
  3 「つながる地域」は実現するのか

参照文献
あとがき
索引

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