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健康教育

表現する身体

健康教育

愛や幸せという人間の満足感、生活の質等「ウェルネス」の視座から、食行動、スポーツ、不登校等身近なテーマで健康の意味を問う。

著者、編者、訳者など 山崖 俊子 編著
山口 順子 編著
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25103-2
出版年月 2015年4月
判型・ページ数 A5判・192ページ
定価 本体2,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

健康教育とは、個人や社会の健康をめざし、一人一人が自分や周囲の人の健康を守れるよう、その知識や価値観、スキルなどの向上をはかる営みである。心身の健康にかかわる諸問題─食行動と健康、女性の心身問題、病の意味など、学ぶ人の気づきを深める話題を網羅。教諭、薬剤師、保健師、助産師、看護師、栄養士等の職種を目指す人に。

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目次

まえがき[山口順子]

第1章 健康教育の世界へ
 健康教育のはじまり――個人の健康・社会の健康[山口順子]
  1.日本と北米の動向
  2.女性の身体をみるまなざしの変化
  3.欧米社会の新しい潮流を生み出した人物
  4.20世紀における健康教育のはじまり
  5.WHOの健康の定義とその背景
  6.津田塾大学における健康教育のはじまり
  7.WHOの健康の定義が理解しにくい理由
  8.近代医療の見直しと心身二元論の実践的克服
  9.文化が変わると身体や健康の理解も変化する
  コラム 「表現する身体」姿勢マスターのアルファベット[山口順子]

第2章 食と健康
 第1節 身体と心の対話――食べることとの関連で[加藤美智子]
  1.はじめに
  2.食べる行動と体重管理の社会の中で生きる
  3.食べることと心
  4.生きることと欲求
  5.心を見る
  6.感情の受け取り
  7.絵本に見る食行動
  8.おわりに
  コラム 自傷としての摂食障害[吉村麻奈美]
 第2節 食の安全と消費者の権利[神山美智子]
  1.食品事故を考える
  2.被害救済制度
  3.法的仕組み
  4.食品の安全を守る運動
  コラム 何をどれだけ食べればいいの?[香川芳子]
 第3節 アフリカの食
  第1項 協働という生産,「共食」という消費――モザンビーク農村社会の事例から[網中昭世]
  第2項 食へのまなざし――エチオピアにおける飢饉・飢餓の経験[眞城百華]
  コラム 神話を生きるバレリーナの身体[山口順子]

第3章 女性の身体像と健康
 第1節 ボディ・イメージとやせ志向[井上則子]
  1.ボディ・イメージ
  2.やせ志向に関する調査
  3.やせ志向の背景
  コラム スポーツ選手の体重コントロール[山崎史恵]
 第2節 “女性のからだの希望”を伝える――妊娠,出産を学ぶことから[三砂ちづる]
  1.「健康」を教える
  2.Fish can’t see water魚は水がみえない
  3.出産はどのような経験であり得るか
  コラム 野外教育の木[井上則子]
 第3節 医学とスポーツ科学をつなぐ:エンハンスメント議論の手がかり――ウェルネス研究の立場から[山口順子]
  1.心と身体と社会をつなぐウェルネス研究
  2.医科学の発展と医療の変化
  3.身近なエンハンスメント議論――痩身願望
  4.生命倫理とスポーツ医科学
  5.スポーツ科学の議論の場
  6.バイオテクノロジーと幸福の追求――米国の調査報告書
  7.社会一般に広がるドーピング問題
  8.今後の課題
  コラム 世界のスポーツ――ドイツの場合[マーヤ・ソリドーワル]

第4章 心と健康
 第1節 病と意味[岸本寛史]
  1.健康と病
  2.『風の谷のナウシカ』のストーリー
  3.『風の谷のナウシカ』を読み解く
  コラム 「うつ」とその症状の意味[岡伊織]
 第2節 不登校・ひきこもりの意味するもの[山崖俊子]
  1.はじめに
  2.わが国における「不登校」研究の歴史と現状
  3.「不登校」とは何か――神経症圏の「悩む」不登校
  4.「悩まない」不登校児の出現――軽度発達障害児と不登校
  5.大学生の不登校・ひきこもり
  6.おわりに――からだが語ることばとしての「不登校」
  コラム 心身症――心と身体のつながりからみた疾患理解[大森美湖]
  コラム 身体表現性障害[山崖俊子]
 第3節 思春期危機と非行――非行が問いかけるもの[芦澤俊]
  1.はじめに
  2.自分探しとしての非行――思春期危機と未解決課題
  3.少年の自立を支える精神的基盤としての家族とその機能不全
  4.学校,職場,交友関係――対社会的関係における傷つき
  5.非行少年と関わる上での留意点
  コラム 発達障害と健康[岡伊織]
  コラム 女性とアサーション――自分らしい表現とは[吉村麻奈美]

おわりに
あとがき

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