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フューチャー・デザイン

七世代先を見据えた社会

フューチャー・デザイン

環境問題やエネルギー問題など、将来にも多大な影響を及ぼすような政策や意思決定をどのように行うべきか。画期的な方法を提唱する。

著者、編者、訳者など 西條 辰義 編著
ジャンル 政治
経済
ISBN 978-4-326-55073-9
出版年月 2015年4月
判型・ページ数 四六判・308ページ
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

日本を含む多くの国の政治や法律の制度は、現世代の利益を優先し、将来の世代への考慮は希薄である。しかし、そのような政策の推進だけでは、環境の悪化や資源の枯渇は避けられない。本書はこのような問題に対し、将来のことのみを考える擬似的な将来世代を作り、その集団との交渉により未来をデザインするというアイデアを提示する。

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目次

はしがき

第1章 フューチャー・デザイン 西條辰義
 1 七世代持続可能性
 2 ヒトの三つの特性
 3 市場とは何か
 4 民主制と将来世代
 5 楽観バイアスジレンマ
 6 将来世代を現在に取り込む――フューチャー・デザイン
 7 結語

第2章 将来省のデザイン 尾崎雅彦・上須道徳
 1 将来世代を現在に取り込むために
 2 将来省のあり方
 3 将来省の人材
 4 将来省に期待される役割と権限
 5 最後に

第3章 市場と民主制を補完する将来世代 上須道徳
    ――フューチャー・デザインの研究課題
 1 はじめに
 2 市場と民主制の問題
 3 熟議民主制の取り組み
 4 環境問題から持続可能な開発へ
 5 市場と民主制を補完するもの――将来世代の創造
 6 研究に求められているもの
 7 おわりに

第4章 長期的な将来社会ビジョン構想のためのバックキャスティング 木下裕介
 1 「バックキャスティング」の必要性
 2 シナリオ思考とバックキャスティングの特徴
 3 日本の将来社会に対するバックキャスティング適用の試み
 4 フューチャー・デザインに向けたバックキャスティングの有効性と今後の展開

第5章 科学技術イノベーション政策とフューチャー・デザイン 青木玲子
 1 フューチャー・デザインと何の関係があるのでしょう?
 2 科学技術イノベーション政策(STIP)は本当に必要なのか?
 3 科学技術イノベーション政策の資源配分機能
 4 科学技術イノベーション政策の課題
 5 フューチャー・デザインの役割

第6章 水・大気環境問題の歴史から将来を考える 黒田真史・嶋寺 光
 1 はじめに
 2 地球の水・大気圏
 3 日本における環境問題の始まり
 4 公害問題の深刻化
 5 公害対策の進展
 6 都市・生活型の環境問題
 7 産業公害型と都市・生活型の環境問題の違い
 8 地球規模の環境問題へ
 9 地球温暖化問題について
 10 日本の環境問題の歴史から考えるフューチャー・デザインの必要性
 11 おわりに

第7章 持続可能な社会に向けた都市づくり・まちづくりとは? 武田裕之
 1 はじめに――なぜフューチャー・デザインというコンセプトが必要か
 2 将来人口の推計
 3 人口減少を迎える都市と大都市への集中
 4 都市課題と取り組みに対するフューチャー・デザインの可能性
 5 拡大した市街地とコンパクトシティ政策
 6 財政難を抱える行政と民間に移行しつつある地域のマネジメント
 7 これからの都市とフューチャー・デザイン展開の可能性
 8 おわりに

第8章 森林管理からみるフューチャー・デザインの必要性 渕上ゆかり
    ――林業と木材利用を中心とした日本の現状
 1 森林について知る
 2 森林を利用する
 3 フューチャー・デザインの役割

第9章 地下水管理問題から考える水資源利用とフューチャー・デザイン 原 圭史郎
 1 はじめに
 2 アジア都市における地下水利用の現状と課題
 3 持続的利用を見据えた地下水管理の在り方とは?
 4 資源の持続的利用を考える――公平分配の視点
 5 世代間公平利用から考える水資源管理のフューチャー・デザイン
 6 まとめ

第10章 将来世代への情けは人のためならず 七條達弘
 1 日本の財政の現状
 2 日本はなぜ破産していないのか
 3 日本が破産することはないのか
 4 インフレを起こして解決できるのか
 5 財政破綻するとどうなるのか
 6 将来と現在の関係
 7 問題を解決するために

第11章 発想の転換から新しい価値を生み出す 尾崎雅彦
 1 はじめに――発想の転換が生み出す新しい価値
 2 将来世代が直面する諸課題
 3 発想の転換で生まれる新たな価値――EVのポテンシャル
 4 技術におけるフューチャー・デザインの役割
 5 おわりに

第12章 夢見る子孫繁栄 栗本修滋
 1 子孫繁栄の構想
 2 将来社会を身近に
 3 夢の実現に向かって

参考文献
索引
執筆者紹介

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