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20世紀初頭の清朝とドイツ [現代中国地域研究叢書]

多元的国際環境下の双方向性

20世紀初頭の清朝とドイツ

東アジアは欧米列強間権力政治の単なる舞台なのか。外交主体としての清朝を見据え、1900年代清独関係の展開と特徴を検討する。

著者、編者、訳者など 小池 求
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-34902-9
出版年月 2015年1月
判型・ページ数 A5判・356ページ
定価 本体5,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

1900年代の清朝の外交的主体性とドイツの対清政策の相互作用を、両国の史料をもとに検討し、清朝外交の可能性と限界、ドイツの対清政策の構造、東アジアとヨーロッパの国際関係の連動を解明する。外交アクターとしての清朝を設定することで、政治・通商・交流など多様な領域が相互に影響し合う清独関係の新しい描像を考察する1冊。

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目次

「現代中国地域研究叢書」刊行にあたって[天児慧]  

序章 清独関係を理解するための視点
 はじめに
 0.1. 1900年代の国際情勢と清独関係の特徴
 0.2. 研究史の整理
 0.3. 課題と方法
 0.4. 利用史料
 0.5. 構成

第1章 清独関係史概観(1860~1900年)
 はじめに
 1.1. オイレンブルク使節団の派遣と「ドイツ」の東アジアへの登場
 1.2. 経済活動の拡大と軍事教習の派遣(1870年代~1890年代)
 1.3. 日清戦争と三国干渉
 1.4. 李鴻章のドイツ訪問と膠州湾占領
 1.5. 義和団戦争
 小括

第2章 義和団戦争と謝罪使をめぐる中独関係
 はじめに
 2.1. 謝罪使団長と随員の人選
 2.2. 謁見儀礼問題の発生
 2.3. 清朝の謝罪使観の動揺
 2.4. 「叩頭」に対する外務省の批判
 2.5. 謁見後のドイツ視察
 2.6. 欧米歴訪計画とその中止
 小括

第3章 清独関係からみる考察政治大臣派遣─そのドイツ視察とドイツの対清政策─
 はじめに
 3.1. 考察政治大臣派遣にいたる過程とドイツの反応
 3.2. 考察政治大臣のドイツ視察
 3.3. 考察政治大臣のドイツ視察の意義・ドイツ観
 小括

第4章 東アジア協商体制の成立と独米清連携構想(1907~1909年)
 はじめに
 4.1. 連携構想の背景
 4.2. 連携構想に関する国内議論(1907年7月~1908年1月)
 4.3. 謝礼使のアメリカ派遣と連携構想の頓挫
 小括

第5章 醇親王の使節外交の展開と独米接近(1909~1911年)
 はじめに
 5.1. 光緒帝・西太后死後のドイツの対清政策
 5.2. 清朝の軍事視察団の派遣
 5.3. 満洲鉄道中立化案と第二次日露協商
 5.4. 梁敦彦の密使と主権維持外交の試み
 小括

第6章 通商条約改正交渉をめぐる清独関係(1903~1911年)
 はじめに
 6.1. ドイツの条約改正案の作成過程
 6.2. 清独間の条約改正交渉
 6.3. 中断以降の交渉再開の試み
 小括

終章 不平等条約に基づく中独関係の解明にむけて

参考文献
1.一次資料
2.二次文献

あとがき
索引

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