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ニューカマーの子どもと移民コミュニティ

第二世代のエスニックアイデンティティ

ニューカマーの子どもと移民コミュニティ

フィリピン系ニューカマーのエスニック・アイデンティティとは。フィールドワークにより、移民コミュニティとの関わりから分析する。

著者、編者、訳者など 三浦 綾希子
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25102-5
出版年月 2015年2月
判型・ページ数 A5判・324ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ニューカマーの定住化により、第二世代の教育問題も多様化している。国家の論理に組み込まれつつも、その中で力強く生きるニューカマーの人々の営みに目を向ける。社会関係資本としての移民コミュニティである、エスニック教会や地域学習教室での関わりに着目し、子どもたちのアイデンティティ形成の日常を、長期調査により描き出す。

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目次

はしがき

序章 本書の課題と分析枠組み
 1 問題の所在
 2 先行研究の検討
 3 課題の設定
 4 分析枠組み
 5 研究の対象と方法
 6 各章の構成

第1章 親の移住過程とネットワークの形成
 1 市場媒介型移住システムと相互扶助型移住システム
 2 フィリピン系ニューカマーの移動の背景
 3 フィリピン人女性の来日経緯
 4 来日後のネットワーク形成
 5 ネットワークを下支えするもの──エンターテイナーへの排他意識
 6 小括

第2章 親の教育戦略と教育資源
 1 国際結婚女性たちの教育戦略
 2 教育資源としての社会関係資本
 3 トランスナショナル家族の教育戦略──呼び寄せと故郷での養育の狭間で
 4 小括

第3章 エスニック教会の教育的機能
 1 T教会の概要
 2 日曜学校における牧師,教師の取り組みと親の期待
 3 学校と教会とのバランス
 4 ユースグループに参加する若者たち
 5 世代によって異なるユースグループの機能──ルーツの再確認/確認
 6 世代を超えて受け継がれるもの──ロールモデルの獲得と規範の継承
 7 小括

第4章 地域の学習教室の機能
 1 子どもの学習を支える場
 2 1.5世にとっての学習教室
 3 日比国際児にとっての学習教室
 4 小括

第5章 2つのホームの間で──1.5世のホーム意識の変容とエスニックアイデンティティ
 1 来日経緯─ホームとの別離
 2 日本への適応─もう1つのホームとの接触
 3 日本でのホーム作り──「アットホーム」な感覚
 4 フィリピンへの帰郷──ホームの変容
 5 1.5世のエスニックアイデンティティ──血統,国籍,言語
 6 小括

第6章 「日本人」でもなく「フィリピン人」でもなく──日比国際児たちのエスニックアイデンティティ
 1 日本社会で育つ子どもたち
 2 日比国際児たちのエスニックな経験
 3 日比国際児たちのエスニックアイデンティティ
 4 小括

終章 本書で明らかになったこと
 1 本書の知見と学術的貢献
 2 本書の限界と今後の展望

引用文献
あとがき
人名索引
事項索引

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