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国家論大綱 第二巻

国家論大綱 第二巻

世界史的国家を理論的に捉え、体系化するための土台となった壮大な作業の記録。半世紀に及ぶ著者渾身の『国家論大綱』はここに完結。

著者、編者、訳者など 滝村 隆一
ジャンル 哲学・思想・倫理
政治
ISBN 978-4-326-30236-9
出版年月 2014年12月
判型・ページ数 A5判・808ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ヘーゲルの発展史観を受け継ぎ厳密な学問の方法として再構築する。アジア的国家から現代国家まで、歴史研究の実証的成果を踏まえ具体的に理論化。またプラトン、アリストテレスに始まり中世神秘主義、ドイツ観念論に至る西欧哲学を精査し、方法的裏付けを確かなものとしている。本書をもって著者の長年の仕事は一区切りつく。

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目次

はじめに(序説)
凡例

第一部 [序論]学的理論の〈原理と方法〉

第一篇 わが学的方法について
 はじめに
 1 学的認識の〈内容と形式〉
 2 学的認識の〈方法と進展〉
 3 学的・理論的認識の論理的構成の問題
 4 補足─学的・理論的概念と経験法則
 5 〈本質〉把握に関する補足
 6 〈学の本質と目的・使命〉と〈予測〉そして〈哲学・形而上学〉の意義

第二篇 ヘーゲル弁証法と学的世界史
 7 弁証法についての前提
 8 ヘーゲル弁証法とは何か?
 9 ヘーゲル弁証法におけるアリストテレスとプラトン
 10 ヘーゲル弁証法の二重性
 11 ヘーゲル弁証法の核心─とくに〈矛盾〉発想について
 12 ヘーゲル弁証法と批判哲学
 13 実存哲学のヘーゲル弁証法批判
 14 ヘーゲル弁証法論理学の特質
 15 ヘーゲル主観的概念論の特質
 16 〈無限判断〉とは何か?
 17 古典的推論の弁証法的改作

第三篇 ヘーゲル哲学の展開・総括・批判と継承
 18 補論1─発出論と政治思想的立場について
 19 補論2─歴史哲学の特質と特異性
 20 補論3─対極にあるカントの〈絶対平和主義〉について
 21 ヘーゲル哲学の学的本領と特異な宗教・神学的性格
 22 総括─概念弁証法の学的正当性と有効性について
 23 ヘーゲル以後の学的思想について
 24 〈学的思想としてのマルクス主義〉の特異性
 25 学的国家論不在の原因について

第二部 [総説]第一巻の学的国家論の総括と補足

第一篇 前提と方法
 1 前提としての社会構成理論への〈重大な補足〉
 2 〈方法としての世界史〉への補足

第二篇 〈国家の本質〉と内的構成
 はじめに
 3 国家と国家権力
 4 概念的区別と国家観
 5 〈国家〉の〈実質的・形式的・現実的〉構成

第三篇 学的国家論における〈歴史的始源と形成〉の問題
 はじめに
 6 ヘーゲル国家論と〈歴史的始源・形成論の不在〉
 7 〈国家の歴史的始源と形成〉への補足
 8 補論─〈国家〉と〈社会〉と〈民族〉について

第四篇 学的国家論と「国家意志」概念
 はじめに
 9 私の「国家意志」概念
 10 ヘーゲル国家論と「国家意志」概念
 11 補論─ヘーゲル以前・以後の「国家意志」概念

第五篇 補論─激変する内外政治世界と〈国家の原理〉
 はじめに
 12 主要諸国・国内政治の激変とは何か
 13 国際政治的世界の激変とは何か
 14 国家は弛緩・解体するのか─激変する国際政治世界の今後

第三部 [本論]歴史的・世界史的国家の理論的解明(歴史的国家論)

第一篇 国家の歴史的始源と形成
 1 〈部族国家〉とは何か?
 2 〈アジア・オリエント的〉帝国形成─マケドニアとローマ

第二篇 アジア的国家論
 3 〈世界史〉における〈アジア的〉国家形成
 4 〈アジア的〉国家における〈租税─財政〉
 5 側近政治論[旧稿・一九七四年五月]

第三篇 西欧絶対王政とアジア的国家
 6 〈専制的集権化〉における西欧絶対王政の特質

第四篇 補論─流行の「社会史」とは何か?
 7 〈学的理論〉と〈実証史学〉からみた方法的解体

あとがき

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