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2023.03.23
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勁草書房創立70周年記念企画 「著者が選ぶ 勁草書房のこの3冊」 公開のお知らせ
2019.04.12
「社会の決まり」はどのように決まるか (紙版)
- 形式・仕様:
- 紙版 電子版
種々の決まり=社会規範は、私達の生活する社会の根幹を成している。そのような仕組みを支える、ヒトの認知・感情メカニズムを探る。
著者 | 亀田 達也 編著 |
---|---|
ジャンル | 教育・心理 |
シリーズ | シリーズ経済 > フロンティア実験社会科学 |
出版年月 | 2015年1月 |
ISBN | 978-4-326-34916-6 |
判型・ページ数 | A5・208ページ |
定価 | 3,300円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
法律のような明文化されたルールから、暗黙裡に共有される「~すべき」という信念に至るまでの様々な社会規範は、重要な文化的装置であると同時に、動物とヒトの社会を区別する上で最も重要な鍵でもある。社会規範の成立と維持を支える人間の特性について、生物学者と社会科学者が、分野を超えた研究連携の具体的な展開を示す。
【電子書籍あり】
紀伊國屋書店 Kindle
フロンティア実験社会科学 刊行にあたって
はじめに
序章 「社会の決まりはどのように決まるか」という問い[亀田達也]
1.「血と爪」vs.社会規範
2.霊長類の脳進化と群れサイズ
3.コーディネーション問題と秩序問題
4.本巻の構成
第1章 協力の進化――人間社会の制度を進化生物学からみて[巌佐庸]
1.はじめに
2.ヒト以外の動物での協力
3.評判によって協力を維持する
4.さまざまな発展
5.湖水の水質改善問題――生態系と人々の選択の結合ダイナミックス
6.累進的処罰
7.おわりに
第2章 集団における協力の構造と協力維持のためのルール――進化シミュレーションと聞き取り調査[中丸麻由子・小池心平]
1.はじめに
2.進化シミュレーションによるAll-for-one構造の解析
3.佐渡島における現代の頼母子講や相互扶助の事例調査
4.聞き取り調査と進化シミュレーションから
補遺
第3章 規範はどのように実効化されるのか――実験的検討[高橋伸幸・稲葉美里]
1.はじめに――規範,社会的ジレンマ,実効化
2.規範実効化の代表的な方法としてのサンクション
3.二次のジレンマ問題
4.コストのかからない規範の実効化
5.規範の実効化は別な行動の副産物か?
6.今後の展望
7.結び
第4章 間接互恵性状況での人間行動[真島理恵]
1.はじめに
2.なぜ利他行動が存在するか?
3.利他行動の適応的基盤
4.間接互恵性の実証研究
5.一次・二次情報を統制した間接互恵性実験
6.実証データから理論へ
第5章 人間と動物の集団意思決定[豊川航]
1.はじめに――集団意思決定という普遍的な現象
2.集団意思決定を捉える2つの軸
3.集約型意思決定
4.合意型意思決定
5.集団意思決定研究の展望
第6章 集団の生産性とただ乗り問題――「生産と寄生のジレンマ」からの再考[亀田達也・金ヘリン]
1.はじめに
2.秩序問題と社会的ジレンマ
3.社会的ジレンマは普遍的か?
4.生産者-寄生者ゲーム
5.結論
索引
執筆者紹介
はじめに
序章 「社会の決まりはどのように決まるか」という問い[亀田達也]
1.「血と爪」vs.社会規範
2.霊長類の脳進化と群れサイズ
3.コーディネーション問題と秩序問題
4.本巻の構成
第1章 協力の進化――人間社会の制度を進化生物学からみて[巌佐庸]
1.はじめに
2.ヒト以外の動物での協力
3.評判によって協力を維持する
4.さまざまな発展
5.湖水の水質改善問題――生態系と人々の選択の結合ダイナミックス
6.累進的処罰
7.おわりに
第2章 集団における協力の構造と協力維持のためのルール――進化シミュレーションと聞き取り調査[中丸麻由子・小池心平]
1.はじめに
2.進化シミュレーションによるAll-for-one構造の解析
3.佐渡島における現代の頼母子講や相互扶助の事例調査
4.聞き取り調査と進化シミュレーションから
補遺
第3章 規範はどのように実効化されるのか――実験的検討[高橋伸幸・稲葉美里]
1.はじめに――規範,社会的ジレンマ,実効化
2.規範実効化の代表的な方法としてのサンクション
3.二次のジレンマ問題
4.コストのかからない規範の実効化
5.規範の実効化は別な行動の副産物か?
6.今後の展望
7.結び
第4章 間接互恵性状況での人間行動[真島理恵]
1.はじめに
2.なぜ利他行動が存在するか?
3.利他行動の適応的基盤
4.間接互恵性の実証研究
5.一次・二次情報を統制した間接互恵性実験
6.実証データから理論へ
第5章 人間と動物の集団意思決定[豊川航]
1.はじめに――集団意思決定という普遍的な現象
2.集団意思決定を捉える2つの軸
3.集約型意思決定
4.合意型意思決定
5.集団意思決定研究の展望
第6章 集団の生産性とただ乗り問題――「生産と寄生のジレンマ」からの再考[亀田達也・金ヘリン]
1.はじめに
2.秩序問題と社会的ジレンマ
3.社会的ジレンマは普遍的か?
4.生産者-寄生者ゲーム
5.結論
索引
執筆者紹介
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