ヒトはなぜ笑うのか

ヒトはなぜ笑うのか

どうしてヒトは笑うんだろう? 笑いはなんの役に立っているんだろう? この素朴な疑問に進化論や認知科学の知見から答えを出す!

著者 マシュー・M・ハーレー
ダニエル・C・デネット
レジナルド・B・アダムズJr.
片岡 宏仁
ジャンル 哲学・思想・倫理
教育・心理
出版年月 2015年2月
ISBN 978-4-326-15432-6
判型・ページ数 4-6・568ページ
定価 3,850円(税込)
在庫 在庫あり

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笑えるもの─冗談・ギャグやお笑い、なんでこんなものが存在しているんだろう? どうしてぼくらはこんなものに時間を費やすんだろう? この問いに、著者たちは進化論と認知科学を武器に立ち向かう。ユーモアがどうして、またどのように進化したのかが明らかに。ふんだんに盛り込まれたジョークもお楽しみあれ!

日本語版のための序文
序文
凡例

第一章 導入

第二章 ユーモアはなんのためにある?

第三章 ユーモアの現象学
 1 対象または出来事の属性としてのユーモア
 2 デュシャンヌの笑い
 3 ユーモアの体系的な言い表しがたさ
 4 「ワハハ‐可笑しい」と「フム‐おかしい」
 5 ユーモアの知識相対性
 6 男女の事情

第四章 ユーモア理論の学説略史
 1 生物学的理論
 2 遊戯理論
 3 優位理論
 4 解放理論
 5 不一致と不一致解決理論
 6 驚き理論
 7 ベルクソンの機械的ユーモア理論

第五章 認知的・進化論的ユーモア理論のための20の問い

第六章 情動と計算
 1 笑いのツボを探す
 2 論理か情動のどちらかがぼくらの脳を組織しているんだろうか?
 3 情動
 4 情動の合理性
 5 情動の非合理性
 6 情動的アルゴリズム
 7 若干の含意

第七章 ユーモアをこなせる心
 1 すばやい思考──頓知の費用・便益
 2 メンタルスペース構築
 3 活発な信念
 4 認識的な警戒とコミットメント
 5 衝突、そして解決

第八章 ユーモアとおかしみ
 1 メンタルスペースの汚染
 2 認識的情動のなかのおかしみ──ミクロダイナミックス
 3 報酬と首尾よくいった汚れ仕事
 4 「笑いどころをつかむ」──基本ユーモアをスローモーションでみる
 5 干渉する情動

第九章 高階ユーモア
 1 志向的構え
 2 一人称と三人称のちがい
 3 擬人化と人間中心主義
 4 志向的構えジョーク

第一〇章 反論を考える
 1 反証可能性
 2 認識的な決定不可能性
 3 見かけ上の反例
 4 他モデルを簡潔に検討
 5 グレアム・リッチーの五つの問い

第一一章 周縁例──非ジョーク、ダメなジョーク、近似的ユーモア
 1 知識相対性
 2 強度の尺度
 3 境界例
 4 機知と関連現象
 5 予想の操作に関するヒューロンの説

第一二章 それにしてもなんで笑うんだろう?
 1 コミュニケーションとしての笑い
 2 ユーモアと笑いの共起
 3 コメディという芸術
 4 文学における喜劇(と悲劇)
 5 人を癒すユーモア

第一三章 おあとがよろしいようで
 1 「20の問い」への回答
 2 ユーモアのセンスをもったロボットはつくれるだろうか?

終章


訳者あとがき
参考文献
事項索引
人名索引

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