戦後ドイツ金融とリテール・バンキング

銀行の大衆化と金融商品の価格

戦後ドイツ金融とリテール・バンキング
著者 清田 匡
ジャンル 経済
シリーズ オンデマンド書籍
出版年月 2014年7月
ISBN 978-4-326-98176-2
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 4,730円(税込)
在庫 オンデマンド制作

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本書は、第2次世界大戦後のドイツにおいて、銀行業務における金利・手数料の自由化、ならびに金融商品の内容やその価格が多様化する過程が、金融取引にどのような影響を及ぼしたのかを考察する。ドイツの銀行制度の歴史的変遷や、また銀行間の競争の過程で登場した金融商品を、その価格設計にそって分析し、新しい価格概念も提示している。そのほか、消費者信用法を中心として、価格の透明度の低下に対する立法や司法の対応についても紹介している。
 ドイツに30年遅れて金利自由化が行われた日本の今後を展望するとき、本書は多くのことを示唆してくれるだろう。(2003年2月15日第1版第1刷発行)

序章 銀行の大衆化と同質化
1. 銀行業務の大衆化と金利・手数料の自由化
2. ドイツの銀行制度と銀行の同質化──銀行間競争と相互浸透

第1章 預金商品の価格の二層化と二重化
1. はじめに
2. 基本的な預金の商品性
3. 預金を取り巻く環境の変化
4. 預金の動向
5. 新しい預金「商品」
6. 金融商品とその価格
7. おわりに

第2章 消費者信用と住宅金融の多様化
1. はじめに
2. ドイツにおける融資の基本的概念
3. 消費者信用の商品性
4. 住宅金融での融資の商品性
5. リテール融資の変遷
6. リテール融資の価格
7. おわりに

第3章 キャッシュレス・ペイメントの大衆化とペーパーレス化
1. はじめに
2. ジーロ制度と振込
──ドイツのキャッシュレス・ペイメントの特徴
3. リテール決済の基本的インストルメント
4. 決済サービスの大衆化とフロート
──ペーパーレス化と銀行間の対立
5. キャッシュレス・ペイメントの変遷
6. 新しい決済サービス──ペイメントカードとその機能について
7. 決済サービスの価格──口座の価格と記帳の価格
8. おわりに

終章 大衆化と価格の多様化
1. 金融商品・サービスの大衆化と多様化
2. 金融商品・サービスの価格の多様化
3. 価格の多様化の背景と日本──金融商品・サービスの特異性

あとがき
参考文献
初出一覧
索引

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