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芸術の心理 [オンデマンド出版]

芸術の心理

芸術心理学の視点で伝統芸能から大衆文化の多岐にわたる芸術分野を分析。日本人の美意識の中にある「間」に、大衆の生活心理を見る。

著者、編者、訳者など 南 博
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-98161-8
出版年月 2014年3月
判型・ページ数 四六判・568ページ
定価 本体9,000円+税
在庫 オンデマンド制作
 

内容説明

この書籍はオンデマンド版になります。オンデマンド本は通常の書籍とは異なりますので、初めての方はこちらをご覧下さい。

『南博セレクション』は、20世紀後半の日本に於ける社会と文化に対し、社会心理学の創造的研究を通してかち得た著者独自の視角から紡ぎだされた全仕事より厳選された著作集である。ここには、21世紀の幕間けに相応しい成果と課題がこめられている。本書はとくに、日本の文学、伝統芸術・芸能・演劇、映像芸術をテーマに、未来の創造への出発点を画すこととなった諸論考を収める。広く芸術心理学という先駆的分野を切り拓いてきた著者が、歴史のなかで大衆に支えられ続けた芸術の姿を繙き、そこに反映された大衆の生活心理を読む。歌舞伎、チャタレー夫人、そしてビートルズへ。(2002年11月20日 第1版第1刷発行)

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目次

Ⅰ 芸術と娯楽
 芸術の心理
 日本芸術の背景──余情の美意識
 芸道意識
 間とは何か
 娯楽について
 大衆娯楽──研究の方法を中心に
 マス・コミュニケーションとしての大衆娯楽
 マス・コミの中の芸術/序論──パーソナル芸術・マス化芸術・マス芸術
 大衆芸能のマス化──マス・コミ成立期の前後

Ⅱ 伝統芸術
 芸術の伝統と創造について──日本の芸術・その心理と論理
 伝統芸術は未来のものである
 歌舞伎と観客──調査を中心に
 落語の社会性
 一心太助──講談的精神の人間像
 近代のいけばなと女性──遊芸から婦徳涵養まで

Ⅲ 文学
 今日の文芸について
 反抗と虚無のデカダンス──その理論と心理
 ロレンス覚え書
 母性からの逃走──あるいは献身による征服
 人間ぐるい・太宰治

Ⅳ 芸能
 流行歌の問題
 ジャズの功罪
 皮相な社会現象の反映
 疎外者の集団ビートルズ
 日本人の心に響いた四十年
 遊びについて
 にんげんする自由について
 マス文化時代の演劇
 オープンエアー オープンシアター
 両性具有から両性性へ──ロザリンドをめぐる感想
 デザインと文化

Ⅴ 映画
 映画の分析──社会心理学的方法
 アメリカ映画の分析──その逃避性と教訓性
 アメリカ映画とアメリカ人
 映画と大衆要求との対決
 社会の中の映画
 天に唾するもの
 監督の大衆意識
 映画における残酷の限界
 「大衆文化」の中の映画 映画の中の現実──東映映画のヒーロー、アンチ・ヒーロー論
 ケネディ映画とドゴール映画
 ベルイマンに関する序説──神の沈黙と性の沈黙
 悪党映画の考察──社会心理学の立場から
 『日本敗れたれど』
 『明治天皇と日露大戦争』の観客──「古きよき時代」への郷愁
 『キクとイサム』
 『去年の夏突然に』の中に描かれた異常心理
 永遠の喪失者ケーン──権力と愛と孤独
 ベルイマンにおける性・死の深まり──エロスを媒介とする永遠の生
 G・ダミアーノの『ディープ・スロート』──アメリカ的プラグマティズムのポルノ版
 リリアーナ・カヴァーニ監督の『愛の嵐』──普遍人類的なエロスと死の相関をめざして
 『O嬢の物語』服従による愛の絶対化
 『アデルの恋の物語』
 官製ワイセツ感を払拭する歴史的作品

解説

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