権利の言説
共同体に生きる自由の法
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現在、これまでの日本型社会が反省され、司法改革のもとに「大きな司法」を実現し、法が経済活動を支え、社会生活にも法が真に身近なものとなることが説かれている。身近なるものとしての法とは何か。 本書は、人の関わりとしての社会を意識してその中に権利や法を置いてその働きを考えるという共同体主義の立場から、人の営みの中に置かれた法の姿を写し出す。法の「啓蒙」「貫徹」、そして「境界」という法の社会への切込みに対して、社会からは法の「反省」「学習」、そして「拡散」をもって対抗されるという、従来の法概念では捉えきれない、法を社会に定着させ、働かせていくための複雑な調整過程の存在を明らかにする。(2002年4月20日第1版第1刷発行)
第1章 近代の理念とゆらぎ―川島法社会学の理論と実践―
1 近代化の課題
2 法の精神と法意識
3 市民社会の展望
第2章 権利と共同体
1 権利のアンビバランス
2 権利の構想とその限界
3 共同体の可能性
第3章 離婚後の面接交渉と親の権利―比較法文化的考察―
1 離婚の現実
2 面接交渉否定の論理
3 面接交渉の権利性
4 面接交渉の協同性
第4章 法化社会と裁判―国際化時代の日本の裁判―
1 法執行から法実現へ
2 執行のゆらぎから法秩序のゆらぎへ
3 裁判の役割
第5章 語りとしての法援用―法の物語と弁護士倫理―
1 党派的弁護の倫理
2 法における疎外
3 行為の表出性
4 法の物語
5 関係的主体
6 まとめ
注
あとがき
初出一覧
1 近代化の課題
2 法の精神と法意識
3 市民社会の展望
第2章 権利と共同体
1 権利のアンビバランス
2 権利の構想とその限界
3 共同体の可能性
第3章 離婚後の面接交渉と親の権利―比較法文化的考察―
1 離婚の現実
2 面接交渉否定の論理
3 面接交渉の権利性
4 面接交渉の協同性
第4章 法化社会と裁判―国際化時代の日本の裁判―
1 法執行から法実現へ
2 執行のゆらぎから法秩序のゆらぎへ
3 裁判の役割
第5章 語りとしての法援用―法の物語と弁護士倫理―
1 党派的弁護の倫理
2 法における疎外
3 行為の表出性
4 法の物語
5 関係的主体
6 まとめ
注
あとがき
初出一覧