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EUのマクロリージョン

欧州空間計画と北海・バルト海地域協力

EUのマクロリージョン

漁業資源管理や環境保全など、国家や州といった枠を超越した問題に対応するために誕生した新たな領域、マクロリージョンを読み解く。

著者、編者、訳者など 柑本 英雄
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30234-5
出版年月 2014年9月
判型・ページ数 A5判・272ページ
定価 本体5,200円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

統合の拡大とともに国境を複雑に跨ぐ地域の問題が顕在化したEUは、マクロリージョンという新たな領域を誕生させ、これにより欧州の国際政治空間は大きな転機を迎えた。EU、国家、地方政府という入れ子状のマルチレベルガバナンスからクロススケールガバナンスへとモデルを転換し、新しいガバナンス様式が形成されるプロセスを検証する。

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目次

目次

序章 マクロリージョンの登場と欧州地域政策空間の再編成

第1章 マクロリージョンとは何か
 1─1 EU地域政策の進展とマクロリージョンの登場
 1─2 国家スケール枠組みからの離脱実験
 1─3 マクロリージョンに関する先行研究
 1─4 積層的段級地域構成と攪乱的横断的地域構成

第2章 国際政治学への批判的視座:スケール,リージョン,アイデンティティ
 2─1 スケール
 2─2 リージョン
 2─3 アイデンティティ

第3章 クロススケールガバナンスの誕生
 3─1 マルチレベルガバナンスからクロススケールガバナンスへ
 3─2 マルチレベルガバナンスモデルへの批判
 3─3 クロススケールガバナンスモデル

第4章 欧州地域政策と撹乱的計画空間の登場
 4─1 積層的計画空間と撹乱的計画空間
 4─2 空間計画とは
 4─3 EU領域の空間計画指針文書:欧州空間開発の展望

第5章 EU地域政策INTERREGとマクロリージョンの具現化
 5─1 地域政策黎明期とINTERREGの開始
 5─2 INTERREG第2期:EU地域政策の政策容器としてのマクロリージョン
 5─3 INTERREG第3期:政策容器ミクロ・マクロ・メガリージョンの整備
 5─4 INTERREGとマクロリージョン運営ノウハウの蓄積

第6章 バルト海でのマクロリージョン生成:国家主導型クロススケールガバナンス
 6─1 バルト海マクロリージョンの生成と争点
 6─2 バルト海マクロリージョンのグランドデザイン:VASAB
 6─3 バルト海マクロリージョンINTERREGプログラム
 6─4 マクロリージョンの戦略文書:EUバルト海戦略
 6─5 バルト海マクロリージョンをめぐるスケール間の政治

第7章 北海でのマクロリージョン生成:地方政府主導型クロススケールガバナンス
 7─1 北海マクロリージョンの生成と争点
 7─2 北海マクロリージョンのグランドデザイン:NorVision
 7─3 北海マクロリージョンINTERREGプログラム
 7─4 北海マクロリージョン戦略
 7─5 地方政府主導型クロススケールガバナンスモデル

第8章 スケール間の政治とマクロリージョン
 8─1 スケール間の政治とスケールのジャンプ
 8─2 国家性の変容と争点
 8─3 ダウンロード先としてのマクロリージョン:再配分と再埋め込み化
 8─4 今後の課題と将来予測:クロススケールガバナンスモデルの分析用具としての可能性

あとがき
参考文献
索引

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