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個人情報保護法の現在と未来

世界的潮流と日本の将来像

個人情報保護法の現在と未来

個人情報保護法からまもなく10年。国内外の最新動向を踏まえ、必要なプライバシー・個人情報保護をめぐる法制度的課題を見通す。

著者、編者、訳者など 石井 夏生利
ジャンル 法律
ISBN 978-4-326-40295-3
出版年月 2014年7月
判型・ページ数 A5判・504ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

ライフログ、ビッグデータ、SNS等、この10年間は日々新しい技術やサービスが生まれる激動の時代だった。歴史的にも例を見ないほどの急激な変化は、混沌とした事態をもたらすだけなのか、新しい潮流を生み出していくのか。世界各国の取組を客観的かつ俯瞰的に評価しつつ、今後の日本のプライバシー・個人情報保護論議に方向性を示す。

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目次

個人情報保護法制の近未来を論じるために 堀部政男

はしがき

序章 プライバシー・個人情報保護の新たな世界的潮流と日本

第Ⅰ部 プライバシー・個人情報保護法の最新国際動向
  第1章 OECDプライバシー・ガイドライン改正
    第1節 改正の背景
      1 OECDプライバシー・ガイドライン改正の契機
      2 改正案の検討・取りまとめ
      3 改正ガイドラインと8原則
    第2節 越境執行協力の重要性
    第3節 改正ガイドラインの概要
      1 勧告
      2 勧告付属文書

  第2章 EU一般データ保護規則提案
    第1節 規則提案とその全体像
      1 規則提案の特徴
      2 規則の制定手続
      3 全体構造
    第2節 目的・適用範囲・定義
      1 目的
      2 適用範囲
      3 定義
    第3節 諸原則
    第4節 データ主体の権利
      1 データ主体の諸権利
      2 忘れられる権利
      3 異議申立権及びプロファイリングに基づく措置
    第5節 管理者及び取扱者
      1 管理者及び取扱者の義務とデータ保護・バイ・デザイン
      2 データ侵害通知
      3 データ保護影響評価及び事前の許可
      4 データ保護職・実施基準及び認証
    第6節 第三国移転制限
      1 データ保護指令
      2 委員会提案
    第7節 監督機関の独立性
      1 独立の地位
      2 義務及び権限
      3 「完全な独立性」に関する判決
    第8節 一貫制度
    第9節 救済, 責任及び制裁
      1 救済手段
      2 行政的制裁
    第10節 特別なデータの取扱状況に関する規定
    第11節 欧州議会の修正案
      1 修正案の可決
      2 欧州議会の修正案
      【閣僚理事会での検討状況】

  霧3章 欧州評議会第108号条約の見直し
    第1節 第108号条約
      1 欧州評議会
      2 第108号条約
    第2節 第108号条約の現代化
      1 見直し手続
      2 現代化案

  第4章 セーフハーバーとAPEC越境プライバシー・ルー ル
    第1節 セーフハーバー交渉
      1 セーフハーバー協定と現在
      2 セーフハーバー交渉
    第2節 セーフハーバー・スキームの見直し
      1 見直しに向けた動き
      2 欧州委員会の勧告事項
      3 見直しに際しての検討内容
    第3節 APEC 越境プライバシー・ルール
      1 2004年APECプライバシー・フレームワーク
      2 2007年パスファインダー計画 
      3 2010年越境プライバシー執行協定
      4 2011年越境プライバシー・ルール
      5 CBPR-BCRの相互運用に向けた交渉

  第5章 米国の国家安全と監視強化
    第1節 PRISM問題
      1 PRISM計画の発覚
      2 PRISM問題の影響とその後
      3 PRISM以前の監視計画
      4 国による監視行為と修正第4条
    第2節 電子的監視に関する法令
      1 同時多発テロと外国諜報監視法
      2 電子的監視
      3 2007年合衆国保護法・2008年FISA改正法
      4 Title Ⅲ
      5 期間の延長
      6 FISAの運用と司法審査
      【法改正の動き】

  第6章 米国の消費者プライバシー保護
    第1節 消費者データプライバシー
      1 消費者プライバシー権利章典と公正情報実務諸原則
      2 諸原則の内容
      3 消費者データプライバシーの適用範囲
      4 消費者プライバシー権利章典の実施方法
      5 ビッグデータに関する報告書
    第2節 連邦取引委員会の法執行権限
      1 連邦取引委員会
      2 FTC法第5条
      3 自主的取組と法執行
    第3節 FTCプライバシー・レポート
      1 消費者プライバシー保護への取組
      2 PⅡとnon-PⅡ
      3 FIPPs
      4 プライバシー・レポート

第Ⅱ部 情報連携とプライバシー・個人情報保護
  第7章 英国IDカー ド法の制定と廃止
    第1節 過去のIDカー ド制度
    第2節 2006年IDカー ド法の制定
    第3節 2006年IDカー ド法の概要
      1 目的・構成
      2 NIRへの登録
      3 IDカード
      4 NIRの正確性維持等
      5 証明目的のためのNIRからの情報提供等
      6 本人確認の必要性
      7 他の目的により登録情報を提供し得る場合
      8 法運用の監督
      9 犯罪
      10 民事制裁金
      11 その他
    第4節 IDカード法制定後の動き
    第5節 IDカード制への反対理由
      1 費用
      2 人権団体の反対
      3 データ保護

  第8章 米国の社会保障番号
    第1節 社会保障番号制度の導入・利用拡大期の議論
      1 制度概要・利用拡大
      2 プライバシーへの懸念とSSNの保護規定
    第2節 ID窃盗
      1 2008年FTC報告書の提言
      2 ID窃盗に関する法制度等
      3 プライバシー関連保護法制とID窃盗
    第3節 セキュリティ侵害通知法
      1 ID窃盗と州法
      2 ID窃盗と連邦法等

  第9章 共通番号法
    第1節 共通番号制度の実現と個人情報保護
    第2節 共通番号法の内容
      1 第1章「総則」
      2 第2章「個人番号」
      3 第3章 「個人番号カード」
      4 第4章 「特定個人情報の提供」
      5 第5章 「特定個人情報の保護」
      6 第6章 「特定個人情報保護委員会」
      7 罰則
      8 マイ・ポータル
      9 施行
    第3節 共通番号法の課題

  終章 個人情報保護法の将来像
    第1節 個人情報保護法の見直しと共通番号法の拡大
    第2節 プライバシー・個人情報保護法の最新国際動向
      1 OECDプライバシー・ガイドラインの改正
      2 EU一般データ保護規則提案
      3 CoE第108号条約
      4 セーフハーバーとAPEC越境プライバシー・ルール
      5 米国の国家安全と監視強化
      6 米国の消費者プライバシー保護
    第3節 情報連携とプライバシー・個人情報保護
      1 英国IDカード法の制定と廃止
      2 米国の社会保障番号
      3 共通番号法
    第4節 個人情報保護法の将来像

索引

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