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日本教育学の系譜

吉田熊次・篠原助市・長田新・森昭

日本教育学の系譜

日本の大学において、教育学という学問はどのように成立し発展してきたのか。「日本教育学説史」の構想を具体化する教育哲学的試み。

著者、編者、訳者など 小笠原 道雄
田中 毎実
森田 尚人
矢野 智司
ジャンル 教育・心理
ISBN 978-4-326-25098-1
出版年月 2014年8月
判型・ページ数 A5判・440ページ
定価 本体4,600円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は戦前・戦後期のわが国の代表的な四人の教育学者の学問的営為を追究し、その理論内容の再構成をめざす。日本の教育学の原点をあらためて理論的に検討しつつ、大学における教育理論の制度化をも鮮やかに描き出していく。現実の提起するアクチュアルな課題と対峙しうる教育学理論の構築のために、たしかな手がかりを与える一冊。

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目次

はしがき[小笠原道雄]

序 論 戦後教育学の来歴を語り継ぐために[森田尚人]

第一章 若き日の吉田熊次──社会的教育学と国民道徳論と[森田尚人]
 はじめに
 第1節 吉田熊次のヒストリオグラフィー
 第2節 学校との出会い──生い立ち
 第3節 卒業論文、あるいは倫理学からの出発
 第4節 科学としての倫理学──『社会的倫理学』の構想
 第5節 『社会的教育学講義』──ベルゲマン社会的教育学を超えるもの
 第6節 『実験教育学の進歩』──東大教育学風の礎石
 第7節 学問の体系化をめざして──『系統的教育学』の理論的課題
 第8節 国定修身教科書の編纂、およびそれをめぐる論争
 第9節 教育勅語と我が国民道徳
 おわりに

第二章 京都学派としての篠原助市──「自覚の教育学」の誕生と変容[矢野智司]
 第1節 日本の教育学の失われた環
 第2節 「新カント学派」としての西田幾多郎
 第3節 学生篠原と西田先生
 第4節 篠原「自然の理性化」における自覚の構造
 第5節 篠原「個人の歴史化」における行為的直観の論理
 第6節 篠原教育学における論理と生命の振幅
 第7節 「自覚の教育学」の行方

第三章 長田新の教育学──教育学形成の荒野のなかで[小笠原道雄]
 はじめに
 第1節 長田新 教育学の前提
 第2節 長田新の教育学
     間奏曲
 第3節 長田の諸実践──行動する知識人
 第4節 長田教育学の位置
 おわりに
 補記──私の長田体験記

第四章 森昭を読む──教育的公共性から世代継承的公共性へ[田中毎実]
 はじめに
 第1節 啓蒙と自律、臨床化と公共性
 第2節 著作を読む(Ⅰ)──『教育人間学』へ
 第3節 著作を読む(Ⅱ)──『教育人間学』
 第4節 著作を読む(Ⅲ)──『人間形成原論』へ
 第5節 教育的公共性へ──文体と関係構築
 第6節 世代継承的公共性へ
 
あとがき[田中毎実]

資料 関連文献の出版年表
事項索引
人名索引

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