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就労支援を問い直す

自治体と地域の取り組み

就労支援を問い直す

誰もが何度も就労から弾き出されうる現代社会。そこで働き、生きていけるような地域を築くために、必要とされることは何だろうか。

著者、編者、訳者など 筒井 美紀 編著
櫻井 純理 編著
本田 由紀 編著
ジャンル 社会・女性
ISBN 978-4-326-60266-7
出版年月 2014年5月
判型・ページ数 A5判・240ページ
定価 本体3,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

就労支援に寄せられる期待と疑念とが錯綜している。本書は、横浜市と豊中市の創意工夫と試行錯誤について詳述するとともに、その背後にある理念や矛盾・限界を浮き彫りにする。そして、「こんな働き方や支え方が広がれば、地域は喜びと活気に溢れるだろう」という、目指すべき新たな社会ビジョンを提示する。

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目次

まえがき[本田由紀]
凡例

序章 「就労支援の意味」を問うことの意味[筒井美紀・長松奈美江・櫻井純理]
 1 本書が言いたいこと・問いかけたいこと
 2 就労困難者の就労支援のあり方をめぐる議論
 3 調査対象の設定と本書の構成

第Ⅰ部 国の政策と2市の概要

第1章 国の福祉政策・労働政策の変遷[福田志織・喜始照宣・長松奈美江]
 1 福祉・労働政策における2つの潮流
 2 公共職業訓練制度
 3 生活保護受給者への就労支援政策
 4 母子世帯の母に対する支援政策
 5 若者に対する支援政策
 6 対象者を限定しない支援へ

第2章 横浜市と豊中市の概要[御旅屋達・寺地幹人]
 1 横浜市の概要
 2 豊中市の概要

第Ⅱ部 横浜市

第3章 横浜市の就労支援政策[御旅屋達・喜始照宣・堀有喜衣・筒井美紀]
 1 横浜市の就労支援の概要
 2 就労困難層への職業訓練――横浜市中央職業訓練校
 3 生活保護受給者の就労支援
 4 「就労支援は基礎自治体の仕事である」

第4章 就労支援の委託にともなう課題――人材企業を事例として[筒井美紀]
 1 人材ビジネスに着眼する理由
 2 事業はどのように受託され運営されているか
 3 現場支援者の供給源と採用後の訓練
 4 事業受託側の困難と課題―自治体との関係で
 5 就労支援諸機関の育成と現場支援者の雇用安定を

第5章 協同労働団体の連携による就労困難な若者の支援――「くらしのサポートプロジェクト」の挑戦[本田由紀]
 1 協同労働による就労支援を問うことの意味
 2 「くらしのサポートプロジェクト」の枠組み
 3 「くらしのサポートプロジェクト」の受講生像
 4 「くらしのサポートプロジェクト」の成果①―受講生の変化
 5 「くらしのサポートプロジェクト」の成果②―実施団体の変化
 6 「くらしのサポートプロジェクト」からの示唆

第Ⅲ部 豊中市

第6章 豊中市における就労支援政策の概要[櫻井純理]
 1 事業を担当するスタッフと予算
 2 雇用・労働関連事業の対象と内容
 3 ハブとして機能する雇用労働課

第7章 就労支援の「出口」をめぐる模索――中小企業支援の視点[櫻井純理]
 1 無料職業紹介所とTPSによる出口開拓
 2 地域の中小企業への働きかけ
 3 事業者側の受け止め方
 4 豊中市の就労支援政策の魅力,そして残された課題

第8章 連携によってつながる支援の輪――豊中市における生活保護受給者への就労支援[長松奈美江]
 1 生活保護受給者への就労支援をめぐる問題
 2 豊中市における生活保護受給者への就労支援
 3 福祉事務所と地域就労支援センターによる連携の成果
 4 生活保護受給者への効果的な就労支援へ向けて

第9章 リビング・ウェイジを生みだす飲食店――地域が育む自営業による女性の就労[仲修平]
 1 就労支援と雇用創出を問う意味
 2 豊中市における女性の就労支援事業
 3 当事者たちにとっての飲食店
 4 就労支援政策の理念と地域の自営業

第10章 ポスト日本型福祉社会における就労支援――豊中市地域雇用創造協議会の取り組みを事例として[阿部真大]
 1 新しい就労支援の誕生
 2 ポスト日本型福祉社会における変化
 3 労働供給側へのテコ入れ―地域雇用創造推進事業
 4 労働需要側へのテコ入れ―地域雇用創造実現事業
 5 新しい就労支援の課題

終章 誰もが働ける社会/生きていける社会を築く[櫻井純理]
 1 あらためて就労困難者とは誰なのか?
 2 なぜ「就労」が必要か
 3 「普通の」働き方を変えること

引用・参考文献
あとがき[筒井美紀]
索引
執筆者紹介

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