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アメリカ国家像の再構成

ニューディール・リベラル派とロバート・ワグナーの国家構想

アメリカ国家像の再構成

オバマ政権誕生により改めて注目されるニューディール。労働リベラル派のワグナーの構想からニューディールが目指した国家像を分析。

著者、編者、訳者など 中島 醸
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-30232-1
出版年月 2014年5月
判型・ページ数 A5判・436ページ
定価 本体7,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

従来のアメリカ史では、ニューディール期に成立した国家は戦後にも継続し、脆弱な福祉国家の原型となったとされていた。しかし本書では大量の文献と連邦議会資料の渉猟からワグナーの構造と改革立法の制定過程を再構成し、むしろこの時期にはヨーロッパ福祉国家に通底する構想が存在したことを明らかにする。新たなニューディール史像の誕生。

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目次

はじめに
凡例
略称一覧

序章 ニューディールの歴史的位置
  1 ニューディール期社会改革の歴史的特徴
  2 ニューディール研究の展開と論点
  3 現代国家の歴史的推移と福祉国家
  4 ニューディールの歴史的位置とその特徴
  5 本書の課題と構成

 1 現代的リベラリズムとロバート・ワグナー
  1 政治思想としてのニュー・リベラリズム
  2 アメリカにおける現代的リベラリズムの展開
  3 労働運動のヴォランタリズムからの脱却
  4 民主党の変化とロバート・ワグナー

 2 リベラル派内部の分岐と産業復興構想
  1 リベラル派内部の対抗関係
  2 ロバート・ワグナーの産業復興構想
  3 実業界保守派の抵抗
  4 実業界リベラル派の構想
  5 リベラル派としての共通基盤と政策的分岐

 3 全国労働関係法と労使関係モデルをめぐる対抗
  1 ワグナー法の制定過程と性格
  2 「ニューディール型労使関係」研究
  3 全国産業復興法体制の評価
  4 ワグナー法の条項にかかわる論点
  5 ワグナー法全体の評価にかかわる論点
  6 労働政策構想の対抗関係と復興への展望

 4 社会保障法をめぐる政策構想の対抗
  1 社会保障法制定への道程
  2 資本家は社会保障法を望んだか
  3 全国的社会保障制度の創設をめぐって
  4 産業復興と社会改革との接合
  5 社会保障制度拡充への試みと戦後の変容

 5 公共住宅政策の形成
  1 公共住宅政策の実現を目指して
  2 37年住宅法の歴史的評価をめぐって
  3 公共事業における住宅政策の位置
  4 公共住宅建設と経済復興への展望
  5 37年住宅法の歴史的位置

終章 ロバート・ワグナーの政治構想の再評価
  1 ニューディール・リベラル派の政策構想
  2 ロバート・ワグナーの構想の再評価

 あとがき
 図表一覧
 参考文献
 事項索引
 人名索引

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