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中国ナショナリズムのなかの日本 [現代中国地域研究叢書]

「愛国主義」の変容と歴史認識問題

中国ナショナリズムのなかの日本

時代と共に変化し国家目標との整合性を維持する形で幾度かの再構成を経た中国の公定ナショナリズムである愛国主義の歴史を紐解く。

著者、編者、訳者など 江藤 名保子
ジャンル 政治
ISBN 978-4-326-34897-8
出版年月 2014年3月
判型・ページ数 A5判・244ページ
定価 本体4,000円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本研究の特徴は、「愛国主義」を中華民族ナショナリズム、党国ナショナリズム、経済動員ナショナリズム、大国指向ナショナリズムの4つの構成要素から考察するアプローチにより「愛国主義」の質的変容を動態的に説明した点にある。1972年の日中国交正常化から2006年までの「愛国主義」と歴史認識問題の相互関係を実証的に検討した。

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目次

「現代中国地域研究叢書」刊行にあたって[天児慧]

第1章 現代中国ナショナリズムと「日本」
 1.本書の主題
 2.「愛国主義」とナショナリズム
 3.先行研究
 4.分析視角と方法論
 5.本書の構成

第2章 日中歴史認識問題の「発見」──なぜ中国は対日批判を始めたのか
 第1節 1970年代の対日歴史認識問題
 第2節 第1次教科書問題の政治過程
 第3節 歴史認識問題と「愛国主義」のリンク
 小結

第3章 改革開放のジレンマ──近代化を支える「愛国主義」
 第1節 改革開放と経済動員ナショナリズム
 第2節 「中日友好」の限界
 小結

第4章 大国化と民衆ナショナリズムの要請
 第1節 1989年の転換──天安門事件後の求心力の模索
 第2節 発展戦略と統治のジレンマ──対日政策の先鋭化へ
 小結

第5章 「愛国主義」の新展開──「中華民族」の大国を目指す
 第1節 日中関係の多元化──「大国論」と戦略的対日政策の融合
 第2節 「軍国主義復活」論の封印──対日歴史認識における「大国指向ナショナリズム」的対応
 小結

終章 現代中国の公定ナショナリズムと対日政策

主要参考文献
あとがき
索引

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