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ヒトは病気とともに進化した [シリーズ認知と文化]

ヒトは病気とともに進化した

「ヒトはなぜ病気になるのか」――この問いをいとぐちに、医学に進化学の視点を取り入れた「進化医学」の最先端の知見を紹介する。

著者、編者、訳者など 太田 博樹 編著
長谷川 眞理子 編著
ジャンル 自然科学・建築
ISBN 978-4-326-19945-7
出版年月 2013年12月
判型・ページ数 四六判・232ページ
定価 本体2,700円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

生活習慣病や統合失調症といった人類全体が共有する病気はなぜ存在するのだろうか。そうした病気に関わる遺伝子は進化の過程で淘汰されないのだろうか。従来の進化医学がダウィンの自然淘汰や適応を重視するのに対し、本書では「生物進化の主要因は偶然である」という中立進化説を中心に、こうした多因子性の疾患について解説する。

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目次

はじめに

第一章 進化医学の展望
 1 進化で医学を考えるとは
 2 適応と中立
 3 ヒトの進化史
 4 ヒトの進化の舞台としての環境
 5 現代社会とはどんな環境か?

第二章 ダーウィンの視点を超えて
 1 ダーウィン医学
 2 DNAからみた進化のメカニズム
 3 分子進化の中立説
 4 ほぼ中立説
 5 病気と遺伝子
 6 病気の原因となる遺伝子の進化
 7 個人ゲノムにより何がわかるか

第三章 ゲノム情報から疾患原因を見つける
 1 疾患の遺伝因子を探る
 2 遺伝マーカーの変遷
 3 ハプロタイプと連鎖不平衡マッピング
 4 国際ハップマップ計画
 5 ケース・コントロール関連検定
 6 ゲノムワイド関連解析の成果
 7 ヒトゲノム多様性研究
 8 オーダーメイド医療に向けて

第四章 出アフリカはゲノムに何をもたらしたか
 1 ヒトの誕生
 2 ヒトの拡散とヒトゲノム多様性
 3 クローン病原因変異の進化

第五章 疾患の進化的モデルとその意義
 1 適応と異なる理由
 2 有害な変異の蓄積
 3 集団のサイズ
 4 連鎖と組み換え
 5 遺伝性疾患
 6 多因子疾患
 7 遺伝と環境
 8 多因子疾患のモデル
 9 遺伝的浮動のモデル
 10 ポジショナルクローニング
 11 次世代シークエンサーの特徴
 12 疾患と進化

第六章 古人骨から分かるヒトの病気の歴史
 1 古病理学という学問
 2 骨病変とは何か?
 3 古人骨から見えてくるもの

第七章 ヒトらしさの起源
 1 ヒトらしさの起源と精神疾患
 2 適応不全による説明
 3 もう一つの説明

おわりに
引用・参考文献
索引

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