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進化の弟子
ヒトは学んで人になった
ヒト≠人。なぜ、ヒトは人間になったのか? 人類進化の謎を長年追い続けてきた、一見風変わりな科学哲学者による渾身の著作。
著者 | キム・ステレルニー 著 田中 泉吏 訳 中尾 央 訳 源河 亨 訳 菅原 裕輝 訳 |
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ジャンル | 哲学・思想・倫理 自然科学・建築 |
シリーズ | シリーズ哲学・思想・倫理 > ジャン・ニコ講義セレクション |
出版年月 | 2013年12月 |
ISBN | 978-4-326-19964-8 |
判型・ページ数 | 4-6・360ページ |
定価 | 3,740円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
ダーウィン以来、人類が近縁種のほぼ絶滅した「孤独な存在」になった経緯は、進化生物学最大の謎の一つであった。ネアンデルタール人が絶滅し、この数万年でどうしてホモ・サピエンスだけがここまで豊かな文化を進化させることができたのか。それは、さまざまな適応の進化と、われわれ自身による学習環境の構築が共進化した結果なのである。著者はチンパンジーとの共通祖先からホモ・サピエンスに至るまでの「われわれの系統」の物語を雄弁に紡いでいく。
正誤表はこちら(PDF)
序文と謝辞
第一章 新奇性という難題
1 はじめに
2 社会的知性仮説
3 協力的採食
4 協力的採食と知識の蓄積
5 変化する世界での生活
第二章 認知資本の蓄積
1 社会的学習の系統的説明
2 フィードバックループ
3 徒弟学習モデル
第三章 適応した個体と適応した環境
1 現代人的行動
2 記号的種
3 公的な記号と社会的世界
4 情報の保存と拡大
5 ニッチ構築とネアンデルタール人の絶滅
第四章 人間の協力行動様式
1 協力の引き金
2 協力複合体
3 おばあちゃん仮説
4 採食者――古代と現代
5 狩猟――食糧調達か、信号発信か
第五章 コストとコミットメント
1 フリーライダー
2 制御とコミットメント
3 コミットメント・メカニズム
4 信号、投資、干渉
5 狩猟とコミットメント
6 投資を介したコミットメント
7 太古の信頼
第六章 信号、協力、学習
1 スペルベルのジレンマ
2 文化的学習の二つの顔
3 正直メカニズム
4 人は教育者である
第七章 技能から規範へ
1 規範と共同体
2 道徳生得説
3 自制、警戒、説得
4 反射的な道徳反応と反省的な道徳反応
5 道徳を学ぶ徒弟
6 道徳発達の生物学的基盤
7 文化的学習の拡張
第八章 協力と対立
1 集団選択
2 強い互恵性と人類の協力
3 衝突の産物なのか
4 完新世――思っていたよりも奇妙な世界なのか
注
訳者解説
文献一覧
事項索引
人名索引
第一章 新奇性という難題
1 はじめに
2 社会的知性仮説
3 協力的採食
4 協力的採食と知識の蓄積
5 変化する世界での生活
第二章 認知資本の蓄積
1 社会的学習の系統的説明
2 フィードバックループ
3 徒弟学習モデル
第三章 適応した個体と適応した環境
1 現代人的行動
2 記号的種
3 公的な記号と社会的世界
4 情報の保存と拡大
5 ニッチ構築とネアンデルタール人の絶滅
第四章 人間の協力行動様式
1 協力の引き金
2 協力複合体
3 おばあちゃん仮説
4 採食者――古代と現代
5 狩猟――食糧調達か、信号発信か
第五章 コストとコミットメント
1 フリーライダー
2 制御とコミットメント
3 コミットメント・メカニズム
4 信号、投資、干渉
5 狩猟とコミットメント
6 投資を介したコミットメント
7 太古の信頼
第六章 信号、協力、学習
1 スペルベルのジレンマ
2 文化的学習の二つの顔
3 正直メカニズム
4 人は教育者である
第七章 技能から規範へ
1 規範と共同体
2 道徳生得説
3 自制、警戒、説得
4 反射的な道徳反応と反省的な道徳反応
5 道徳を学ぶ徒弟
6 道徳発達の生物学的基盤
7 文化的学習の拡張
第八章 協力と対立
1 集団選択
2 強い互恵性と人類の協力
3 衝突の産物なのか
4 完新世――思っていたよりも奇妙な世界なのか
注
訳者解説
文献一覧
事項索引
人名索引