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官民連携の地域再生

民間投資が地域を復活させる

官民連携の地域再生

将来の制約条件(具体的には人口制約と財政制約)を踏まえつつ、地域の自立的再生のための投資のあり方とその政策について考える。

著者、編者、訳者など 川崎 一泰
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-50377-3
出版年月 2013年5月
判型・ページ数 A5判・228ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

本書は、第二次大戦後のわが国で発生してきた都市と地方の格差問題に対応してきた国土政策、地域政策の歴史的な変遷をたどり、日本の地方の再生を考えたものである。基本的には、経済学の立場から仮説をたて、国内外の自治体や研究機関でのインタビュー調査なども行った上で実証分析により検証し、地域の活力を取り戻す手段を考える。

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目次

はしがき

第1部 地域政策の経緯と将来における制約

第1章 地域再生政策の歴史的経緯――国土の均衡ある発展のために
 1.はじめに
 2.戦後の地域経済の変遷
 3.国土計画に見る地域振興策の流れ
 4.時代背景と問題意識

第2章 都市・地域再生の制約条件――人口制約と財政制約
 1.はじめに
 2.人口制約
 3.財政制約
 4.今後の制約を踏まえて

第2部 人口制約下の地域政策

第3章 財政を通じた地域間再分配と生産性
 1.はじめに
 2.限界生産性の導出
 3.生産要素の地域間配分
 4.財政余剰と限界生産性均等化
 5.むすび
 補論 内生性と系列相関に関する補足

第4章 官民給与格差が地域経済に与える影響――公務員人気が地域を疲弊させる
 1.はじめに
 2.給与データの選択
 3.地方公務員給与の均衡と格差の推移
 4.実証分析
 5.むすび

第5章 世代間の人口構成および稼得能力の変化が住宅市場に与える影響
 1.はじめに
 2.MWモデルの理論的枠組み
 3.MW係数の推計
 4.住宅購入確率を考慮したMW住宅需要指数の推計
 5.MW住宅需要指数と住宅市場
 6.むすび

第3部 財政制約下の地域政策

第6章 地方自治体の歳出構造と最適規模
 1.はじめに
 2.歳出総額に関する構造分析
 3.歳出総額の構造モデルのインプリケーション
 4.むすび
 補論1 地方自治法における規定
 補論2 1992年データによる推計

第7章 コンパクト・シティの効率性
 1.はじめに
 2.コンパクト・シティの定義とモデル
 3.財政面からの効率性評価
 4.むすび
 補論 最適規模論

第8章 老朽化マンション建て替えの規制戦略
 1.はじめに
 2.モデル構築の基本的な考え方
 3.実証分析
 4.むすび

終章 開発利益の活用と今後の地域再生の可能性
 1.開発利益の還元
 2.機能配分論とわが国の固定資産税制
 3.官民協働型都市開発の仕組み
 4.これからの地域再生への提言

コラム 投資による商店街再生の事例
付録 非線形連立方程式の解法
参考文献
初出論文リスト
索引



川崎 一泰(かわさき かずやす)
1969年生まれ.法政大学経済学部卒業.同大学大学院満了.博士(経済学).
(財)社会開発総合研究所,川崎市,(社)日本経済研究センター,東海大学政治経済学部専任講師,准教授などを経て,2013年4月より東洋大学経済学部教授.この間,国立国会図書館調査員(非常勤),ジョージ・メイソン大学訪問研究員などを務める.

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