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ヨーロッパという秩序 [シリーズ激動期のEU]

ヨーロッパという秩序

変化するEUの現在を読み解くシリーズ。第3巻は法・政治の視点から法秩序の把握・多様性の中の単一性に焦点を当てる。

著者、編者、訳者など 濵本 正太郎 編著
興津 征雄 編著
ジャンル 政治
経済
ISBN 978-4-326-54639-8
出版年月 2013年4月
判型・ページ数 A5判・240ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

内容説明

ヨーロッパ統合により形成された法秩序は、いかなる法理論によって語られるべきか。また、EUでの地域統合の深化が進むヨーロッパにおいてさまざまな地域がどのように形象化され、そこで国家主権はどのような変容を見せるのか、構成国との間の権限配分はどのようにEUに移譲されるのか。法と政治の視点から考える。

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目次

シリーズ激動期のEU刊行にあたって[吉井昌彦]
はしがき

第1部 ヨーロッパ法秩序の把握

第1章 憲法多元主義――ヨーロッパ法秩序をめぐる議論の構図[近藤圭介]
 1.はじめに
 2.背景:憲法多元主義が提唱される文脈
 3.出発:憲法多元主義の法理学上の端緒
 4.展開:憲法多元主義をめぐる2つの立場
 5.反動:憲法多元主義に対する2つの立場
 6.おわりに

第2章 権限移譲――EU投資法の形成[濵本正太郎]
 1.はじめに
 2.過去:外国直接投資へのEU権限の拡大
 3.現在:EUと構成国との間での権限配分の現状
 4.将来:あるべき姿を求めて
 5.おわりに

第3章 EU社会法の柔軟性と正当性――非典型雇用差別禁止の法規制を素材として[櫻庭涼子]
 1.はじめに
 2.非典型雇用指令の実施
 3.非典型雇用指令の立法過程
 4.おわりに

第2部 「多様性における統一」の実際

第4章 公正な裁判と論告担当官――ヨーロッパ人権条約6条に試されるフランス行政法[興津征雄]
 1.はじめに
 2.公的輔佐・論告担当官・法務官
 3.公正な裁判
 4.おわりに

第5章 陪審評決の理由附記義務――主観的判断と客観的判断の相克[玉田大]
 1.はじめに
 2.陪審制度と理由附記
 3.タクスケ事件
 4.評価と展望
 5.おわりに

第6章 ヨーロッパ人権条約における婚姻に対する権利の一断面――近親婚に関する判決を素材とした条約規範とフランス民法規範の相克[幡野弘樹]
 1.はじめに
 2.ヨーロッパ人権裁判所判例法上の位置づけ
 3.フランス法に与える影響
 4.おわりに

第7章 EU統合下における地域と国家主権の位相――[坂井一成]
 1.はじめに
 2.国家主権をめぐる議論と問題の所在
 3.ヨーロッパにおける国家主権の変容
 4.ヨーロッパにおける地域の形と国家主権の位相
 5.おわりに

索引




編著者紹介
濵本正太郎(はまもと しょうたろう)
1970年 生まれ
1993年 京都大学法学部卒業
現在 京都大学大学院法学研究科教授 Docteur en droit
主著 Elements pour une theorie de la nullite en droit international public, these, Paris II, 1997.
   『国際法』(共著)有斐閣,2011年

興津征雄(おきつ ゆきお)
1977年 生まれ
2000年 東京大学法学部卒業
2005年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学
    パリ第2大学DEA課程修了
現在 神戸大学大学院法学研究科准教授
主著 『違法是正と判決効─行政訴訟の機能と構造』,弘文堂,2010年
   『行政法判例集Ⅱ 救済法』(共著),有斐閣,2012年

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