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通信と交通のユニバーサルサービス

通信と交通のユニバーサルサービス

最小限のアクセス維持の観点から通信と交通を経済学的に比較することで、国民生活にとり必要なサービスの範囲と水準を提供する。

著者、編者、訳者など 寺田 一薫
中村 彰宏
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-50376-6
出版年月 2013年3月
判型・ページ数 A5判・260ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

「ユニバーサルサービス」とは、誰もが自由にアクセスできるためのサービス提供を意味する。ネットワーク産業、とりわけ通信と交通にはサービス提供のためにユニバーサルアクセスは現代の社会にとり必須の要件である。本書は、サービス確保、サービスへの支払意志額を経済学的に考察し、サービス維持に向けての方策をさぐる。

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目次

はしがき

第1章 序:公正の概念とユニバーサルサービス
 1.公正概念の整理
 2.内部補助とユニバーサルサービス
 3.本書の内容
 参考文献

第2章 電気通信サービスとユニバーサルサービス確保
 1.電気通信サービス市場とユニバーサルサービス
 2.現在の電気通信市場のユニバーサルサービス制度
 3.ユニバーサルサービス基金制度の経済損失
 参考文献


第2章補論 郵便サービスにおける規制緩和とユニバーサルサービス確保
 1.日本の郵便における規制緩和
 2.郵便サービスにおけるユニバーサルサービス政策と欧州の対応
 3.スウェーデンの郵便政策
 4.小括
 参考文献

第3章 地域交通政策とバスサービスの確保
 1.地方バス維持政策における補助金の地域間配分と国・自治体の関係
 2.コミュニティバスにおける公民役割分担:東京周辺のケース
 3.地域交通政策の広域連携とデマンド交通
 4.地方分権と地域公共交通計画
 5.アクセシビリティと社会的排除
 6.英国地方部の交通計画と幹線バス政策
 参考文献

第4章 通信と交通のサービス維持に対する支払意志額
 1.分析に用いるデータの概要
 2.交通サービス維持に対する支払意志額(WTP)の計測
 3.通信サービス維持に対する支払意志額(WTP)の計測
 4.各通信サービスの代替性を考慮したサービス維持に対するWTP
 5.他のサービスの中での交通と通信サービスの位置付け
 参考文献

第5章 ユニバーサルサービス維持に向けて
 1.本書各節の結論
 2.通信と交通の関係
 参考文献

索引




著者略歴
寺田一薫(てらだかずしげ)
1957年千葉県生まれ
1986年慶應義塾大学大学院商学研究科後期博士課程単位取得
2003年神戸大学より博士(商学)取得
現在東京海洋大学大学院海洋工学系教授
専門交通経済論,都市交通論,物流経済論
著書『バス産業の規制緩和』(単著,日本評論社,2002年),『地方分権とバス交通─規制緩和後のバス市場』(編著,勁草書房,2005年),『交通市場と社会資本の経済学』(共著,有斐閣,2010年),Railway Operations in Japan(共著,East Japan Railway Culture Foundation, 2009),ほか

中村彰宏(なかむらあきひろ)
1970年愛知県生まれ
2000年Yale University, Graduate School of Arts and Sciences, Department of Statistics:Master of Arts in Statistics
2002年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了:博士(商学)
現在横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科教授
専門産業組織論,計量経済学
著書『我が国の公的金融の役割』(共著,日本評論社,1999年),『自由化時代の交通政策』(共著,東京大学出版会,2001年),『情報通信の政策分析』(共著,NTT出版,2009年),『交通経済ハンドブック』(共著,白桃書房,2011年),ほか

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