リアリズムの法解釈理論

ミシェル・トロペール論文撰

リアリズムの法解釈理論

フランス憲法学・法哲学の巨匠トロペール、初の邦訳論集。様々な論争を誘発する著者の独創性が、新たな視点で既存の理論を撃つ!

著者 ミシェル トロペール
南野 森 編訳
ジャンル 法律
出版年月 2013年6月
ISBN 978-4-326-40281-6
判型・ページ数 A5・248ページ
定価 4,620円(税込)
在庫 在庫あり

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トロペールの仕事には3本の大きな柱がある。法概念論・法解釈方法論をめぐる法理論、憲法や主権の概念などを問う憲法理論・国家理論、さらにフランス革命期の憲法思想史などの歴史的研究。最も権威ある法理論叢書レヴィアタン・シリーズの『トロペール論文集』全3巻から、愛弟子の訳者が3本柱を理解するための10論文を選ぶ。既発表訳も全面的に見直した。

目次
日本語版への序文

Ⅰ 法解釈の理論

第1章 リアリズムの解釈理論
 1 意思の作用
 2 解釈の対象
 3 解釈者の権力

第2章 憲法裁判官の解釈の自由

Ⅱ 法の一般理論

第3章 慣習の根拠から根拠としての慣習へ
 1 根拠の問題
 2 存在の問題

第4章 実証主義と人権
 1 外見的両立不能性
 2 実証主義と人権の邂逅

Ⅲ 国家の理論

第5章法治国の概念
 1 不可能な法治国
 2 不可避の法治国

第6章 主権の名義人
 1 権力の組織化と主権の一般理論
 2 権力の組織化と主権の個別理論

第7章 ナチス国家は存在したか?

Ⅳ 憲法理論史

第8章 フランス革命初期における司法権の概念
 1 三段論法としての判決
 2 解釈の問題
 3 行政訴訟

第9章 立憲主義の概念と現代法理論
 1 機械としての憲法
 2 社会の憲法

第10章 憲法史と憲法理論
 1 法史に対する憲法理論の寄与
 2 違憲審査理論の形成に対する法史の寄与

訳者解説 ミシェル・トロペールの経歴と作品
事項索引
人名索引


ミシェル・トロペール(Michel TROPER)
1938年生。憲法学者・法哲学者。パリ第十大学(現パリ西大学)名誉教授。

南野 森(MINAMINO Shigeru)
東京大学法学部卒業後、同大学院法学政治学研究科、
パリ第十大学大学院を経て、2002年より九州大学法学部准教授。
著作に、「憲法の概念」長谷部恭男(編)『憲法と時間』(岩波書店・2007年)、
『憲法学の現代的論点〔第2版〕』(共著、有斐閣・2009年)、
「司法の独立と裁判官の良心」ジュリスト1400号(2010年)、『ブリッジブック
法学入門〔第2版〕』(編著、信山社・2013年)、『憲法学の世界』
(編著、日本評論社・2013年)ほか。

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