ホーム > EU経済の進展と企業・経営

EU経済の進展と企業・経営 [シリーズ激動期のEU]

EU経済の進展と企業・経営

変化するEUの現在を読み解くシリーズ。第2巻は経営学の視点から政策・産業とコーポレート・ガバナンス、経営理論に焦点を当てる。

著者、編者、訳者など 久保 広正 編著
海道 ノブチカ 編著
ジャンル 政治
経済
ISBN 978-4-326-54638-1
出版年月 2013年2月
判型・ページ数 A5判・216ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫僅少
 

内容説明

ユーロ危機に見舞われているEU経済ではあるが、その根底には潜在成長力の低下という深刻な現実がある。本巻はこの現実をふまえて、人材育成策、危機管理、労使関係、ブランド戦略、再生可能エネルギー政策、コーポレート・ガバナンス、経営学理論のそれぞれの観点から、中長期的にEU経済の潜在成長力を高める政策をさぐっていく。

このページのトップへ

目次

シリーズ激動期のEU刊行にあたって[吉井昌彦]
はしがき

第1部 EUの政策と産業

第1章 EUにおける人的資本強化策[久保広正]
 1.はじめに
 2.「欧州2020」の概略
 3.ボローニア・プロセス
 4.コペンハーゲン・プロセス
 5.おわりに

第2章 ユーロ危機――教訓と解決策[フランシス・ローリンソン]
 1.はじめに
 2.危機の起源
 3.管理機構の執行における厳正さの欠如,協定の改訂
 4.危機の始まりと実施された対策
 5.おわりに

第3章 EUにおける労使関係――VWの事例[ホルガー・ブングシェ 岡本丈彦訳]
 1.はじめに
 2.EUにおける労使関係:VWの事例について
 3.VWにおける労使関係:ヨーロッパの共同決定への道
 4.おわりに:VWモデルの将来性――EUの見本たりえるか?

第4章 フォルクスワーゲンの「社会的」ブランド戦略――ランボルギーニとのモジュール型経営(MQB戦略)を中心に[清水一之]
 1.はじめに:本章の問題意識
 2.理論的背景
 3.VWの戦略
 4.おわりに

第5章 EUにおける再生可能エネルギー政策と「ポーランド問題」[市川顕]
 1.はじめに
 2.EU再生可能エネルギー促進指令とその成立過程
 3.ポーランドにおける再生可能エネルギー政策
 4.2020年までのポーランドにおける再生可能エネルギー
 5.エネルギー・ロードマップ2050をめぐるポーランドの抵抗
 6.おわりに

第2部 コーポレート・ガバナンスと経営理論

第6章 ヨーロッパ型企業モデルとコーポレート・ガバナンス[海道ノブチカ]
 1.はじめに
 2.ドイツのコーポレート・ガバナンス・システムの特徴
 3.取締役会
 4.監査役会
 5.ドイツ・コーポレート・ガバナンス・コーデクス
 6.おわりに

第7章 ドイツのコーポレート・ガバナンスと共同決定[風間信隆]
 1.問題の所在
 2.ドイツ型コーポレート・ガバナンスと共同決定
 3.民間大企業における共同決定とコーポレート・ガバナンス
 4.「企業の利益」と労働者代表の利益
 5.おわりに:金融・経済危機と共同決定の現代的意義

第8章 ドイツのコーポレート・ガバナンスと資本市場[松田健]
 1.はじめに
 2.ドイツの企業統治モデルの特徴
 3.グローバル化と市場志向的企業統治概念の台頭
 4.金融危機とドイツの企業統治:経営者報酬のあり方をめぐって
 5.おわりに

第9章 ドイツにおける経営学理論の動向[梶脇裕二]
 1.はじめに
 2.ドイツ語圏経営学会の最近の動向
 3.実践性への挑戦
 4.理論と実践の真の融合を目指して:むすびにかえて

索引



編著者紹介
久保広正(くぼ ひろまさ)
1949年 生まれ
1973年 神戸大学経済学部卒業
現在 神戸大学学長補佐,経済学研究科教授 博士(経済学)
   日本EU学会理事長
主著 『欧州統合論』勁草書房,2003年
   『現代ヨーロッパ経済第3版』(編著),有斐閣,2011年
   『現代ヨーロッパ経済論』(編著),ミネルヴァ書房,2011年
   『現代の世界経済と日本』(編著),ミネルヴァ書房,2012年

海道ノブチカ(かいどう のぶちか)
1948年 生まれ
1971年 関西学院大学商学部卒業
1973年 神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了
現在 関西学院大学商学部教授 商学博士
主著 『現代ドイツ経営学』森山書店,2001年
   『ドイツの企業体制』森山書店,2005年
   『EU拡大で変わる市場と企業』(編著),日本評論社,2008年
   『EU統合の深化』(編著),日本評論社,2011年

このページのトップへ