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新規開業企業の軌跡

パネルデータにみる業績、資源、意識の変化

新規開業企業の軌跡

質の高い開業を増やすためには何が求められるのか。2001年、2006年のパネルデータから業績・資源・意識の3点から解明する。

著者、編者、訳者など 日本政策金融公庫総合研究所
鈴木 正明
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-50370-4
出版年月 2012年10月
判型・ページ数 A5判・304ページ
定価 本体3,500円+税
在庫 在庫僅少
 

内容説明

日本政策金融公庫総合研究所の行った2回のパネル調査のデータにより判明した、「存続廃業や採算、成長など企業の業績」、「人材や資金、販路といった経営資源の確保」、「満足度をはじめとする意識の変化」という3つの観点から、誕生した企業がその後数年間にどのような軌跡を辿ったのかを明らかにする。

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目次

刊行にあたって
はしがき

序章 なぜ開業後の動態に着目するのか
 1 開業の現状
 2 本書の課題
 3 新規開業パネル調査の概要
 4 新規開業のプロフィール
 5 本書の構成

第1章 だれが廃業したのか──自発的,非自発的廃業の実証分析
 1 はじめに
 2 先行研究と分析フレームワーク
 3 どれくらいの企業が廃業したのか
 4 実証分析の概要
 5 廃業した開業者の特徴は何か
 6 おわりに

第2章 どのような企業の業績が優れているのか
 1 はじめに
 2 業績はどのように推移したのか
 3 業績を規定する要因は何か
 4 どのような苦労を抱えているのか
 5 おわりに 

第3章 開業後の雇用はどのように変動したのか──正社員の雇用状況とガゼルの分析
 1 はじめに
 2 開業後雇用は増加したのか
 3 必要とする正社員を確保できたのか
 4 ガゼルの特徴は何か
 5 おわりに
 補論 ガゼルは変わるのか

第4章 資金をどのように調達したのか──借入状況を中心に
 1 はじめに
 2 先行研究
 3 金融機関からの借入は進んだのか
 4 民間金融機関の融資条件はどうなっているのか
 5 3Fはどれくらい重要なのか
 6 金融機関,非金融機関借入の利用者の特徴は何か
 7 おわりに

第5章 どのような取引関係が創業期の業績を高めるのか
 1 はじめに
 2 先行研究と仮説
 3 どのような取引関係を築いたのか
 4 取引関係は業績を左右したのか
 5 おわりに

第6章 仕事に満足しているのはだれか
 1 はじめに
 2 先行研究と仮説
 3 満足度はどのように推移したのか
 4 推計方法
 5 何が満足度を決めるのか
 6 おわりに

第7章 私生活はどのように変わったのか
 1 はじめに
 2 労働時間はなぜ長いのか
 3 仕事と生活とのコンフリクトを感じているのはだれか
 4 私生活に満足しているのか
 5 おわりに
 補論 満足度間の関係

終章 新規開業企業はどのような軌跡を辿ったのか
 1 何がわかったのか
 2 どのような政策含意が導かれるのか
 3 おわりに

参考文献
索引



著者略歴
鈴木 正明(すずき まさあき)
1964年,東京都に生まれる.1988年,一橋大学法学部卒業,同年国民金融公庫(現日本政策金融公庫)入社.1995年,国民金融公庫主任,1997年,大蔵省財政金融研究所研究員,2000年,国民生活金融公庫総合研究所調査役.2004年,米国・ノースウエスタン大学ケロッグ校経営学修士(MBA)取得.現在,日本政策金融公庫総合研究所上席主任研究員.専攻,中小企業論,アントレプレナーシップ論.
主要著作・論文『新規開業企業の成長と撤退』(共編著,勁草書房,2007年,平成20年度中小企業研究奨励賞本賞受賞,2009年度企業家研究フォーラム賞受賞),「社会的企業の可能性」小川正博・西岡正編著『中小企業のイノベーションと新事業創造』(同友館,2012年,第7章),ウィリアム・バイグレイブ,アンドリュー・ザカラキス『アントレプレナーシップ』(共訳,日経BP社,2009年).

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