フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか

フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか

子どもを産むために結婚する必要はない! 産みたいときに、安心して産み、育てられる環境とは? フランスに照らして考える。

著者 井上 たか子 編著
ジャンル 社会・女性
出版年月 2012年10月
ISBN 978-4-326-65378-2
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 2,640円(税込)
在庫 在庫あり

この本への感想・お問い合わせ

先進国の中でも高い出生率を誇るフランスは、離婚率や結婚せずに子どもを産む「婚外子率」が高い国でもある。人口学、憲法、ジェンダーの専門家が、日仏の家族観、結婚制度、国の支援をわかりやすく比較。フランスの事例を通して日本の結婚、出産、子育ての現状と打開策を論じる。著者たちとコメンテーター上野千鶴子による討論収録。

はじめに

第1章 社説「日本の『結婚』は今のままでいいのか」の狙いと反響[小林省太]
 はじめに
 一 シリーズの狙い
 二 シリーズの構成
 三 日本の「結婚」は今のままでいいのか
 四 少子化対策は経済政策か
 五 婚外子と出生率
 六 パックスという仕組み
 七 その他の指摘
 おわりに

第2章 日仏両国におけるカップル形成・出生行動とその関連要因[小島宏]
 はじめに
 一 日仏両国における同棲の動向
 二 日仏両国における同棲の要因
 三 日仏両国におけるカップル形成と出生の促進要因・抑制要因
 四 フランスにおけるパックスの動向
 五 フランスにおけるパックス登録の要因・影響
 おわりに

第3章 日本法における婚姻規範の強さと現実との乖離――自由への求めとその課題[二宮周平]
 はじめに
 一 家族の民主化と家族法の特質
 二 氏と戸籍が裏付ける日本独特の家族像
 三 家族をめぐる現実の変化
 四 自由への求めとその課題
 おわりに

第4章 フランスの法と社会におけるカップルと親子[齊藤笑美子]
 はじめに
 一 カップルと親子関係の分離
 二 生殖秩序の変化
 おわりに

第5章 フランスの家族政策と女性――「一家の稼ぎ手モデル」を前提としない家族政策とは?[神尾真知子]
 はじめに
 一 フランスの家族給付の概要
 二 フランスの家族政策の四つの特色
 おわりに

第6章 フランスのひとり親家庭について[井上たか子]
 はじめに
 一 フランスでは、婚外子の母=シングルマザーではない
 二 「近代家族」の変容とひとり親家庭の増加
 三 ひとり親家庭の現状と問題点
 四 ひとり親家庭の貧困への対策
 おわりに

全体討論 [コメンテーター:上野千鶴子、司会:井上たか子]

あとがき

ご注文

2,640円(税込)

個人情報の取扱いについて

このサイトでの購入手続きにおける個人情報の取扱いについて下記リンク先にてご案内しております。
『商品購入における個人情報の取扱いについて』

商品をご購入いただく際はこちらに同意をしたうえでお支払方法(クレジットカードまたは代金引換)をお選びください。

ネット書店で購入する

  • 楽天ブックス
  • Amazon
  • 紀伊國屋書店
  • honto
  • ヨドバシ.com
  • bookfanプレミアム
  • セブンネットショッピング
  • Honya Club.com
  • e-hon 全国書店ネットワーク
  • HMV&BOOKS online
  • TSUTAYA online

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加