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中国バブル経済のからくり [シリーズ企業・経営の現場から]

中国バブル経済のからくり

企業・経営の現場でぶつかり取り組んできた問題を経験に基づき読み解くシリーズ。中国はこのまま発展を続けることができるだろうか。

著者、編者、訳者など 美土代研究会
藤村 幸義
ジャンル 経済
ISBN 978-4-326-59870-0
出版年月 2012年4月
判型・ページ数 四六判・232ページ
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

2010年には日本を抜いてGDP(国内総生産)世界2位になった中国。2008年秋からの世界的金融危機では、いち早く混乱から立ち直り世界経済回復の先導役を務めた中国だが、これからの中国はどのような方向に進むのだろうか。「中国はいろんな問題を抱えていていまが正念場だ。やっかいな相手だが、こんな中国ともなんとかうまく付き合っていかないと、日本の将来はない」。筆者の率直な感想である。

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目次

「シリーズ刊行」にあたって
まえがき
用語解説

第一部 本論:中国バブル経済のからくり

第一章 空前のカネ余り現象
 1 七兆元の財政支出増
 2 魔法のランプ「土地使用権の有償譲渡」
 3 貸しまくった金融機関
 4 国有企業の利益が急増
 5 膨らむ富裕層の投資資金
 6 国内の「地下金融」ネットワーク
 7 国外からのホットマネー流入

第二章 バブルに踊ったのは誰か
 1 繰り返される「不動産開発」バブル
 2 地方政府の暴走
 3 資金をかき集める鉄道省
 4 のさばる国有企業
 5 為替や農産物にも投機資金

第三章 バブルがもたらした弊害
 1 貧富の差のさらなる拡大
 2 胡錦濤・温家宝政権が目指したもの
 3 なぜ期待に応えられなかったのか

第四章 バブルを鎮火させるには
 1 「地方融資平台」の整理・解散
 2 弊害の多い土地使用権の有償譲渡制
 3 都市化の見直し
 4 空き家放置税を
 5 国有企業上納金の拡大
 6 国有企業の不動産開発からの撤退
 7 資産税の導入
 8 高級公務員や経営者の財産・所得申告制度の導入

第五章 バブル体質を根底から改めるには
 1 GDP成長神話をなくす
 2 社会保障・医療衛生などへの支出を増やす
 3 国有企業重視の戦略を改める
 4 従業員組合を立ち上げ、新しい労使関係を
 5 農民工の戸籍改革を急ぐ
 6 メディアや国民の監視機能を高める

第二部 会員の討論
 テーマ1 「不動産開発バブル」・「土地バブル」の把握について
 テーマ2 「バブル」と実体経済の関連
 テーマ3 中国版「原蓄」と中国の資本主義化について
 テーマ4 国有企業をどう視るか
 テーマ5 中国経済の行方、日中関係

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