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TPPと医療の産業化

TPPと医療の産業化

震災・世界経済の混乱に翻弄され、大きな岐路に立つ日本。医療・社会保障政策はどう変わるのか。最新の資料分析から将来を見通す。

著者、編者、訳者など 二木 立
ジャンル 福祉・医療
ISBN 978-4-326-70073-8
出版年月 2012年5月
判型・ページ数 A5判・228ページ
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
 

内容説明

日本経済に大きな影響を与えた東日本大震災とTPP参入問題。これらは日本の医療政策にどのような影響を与え、この先どんな展開があり得るか。11年2月以降の医療政策の動向を最新の資料を用いて複眼的・批判的に分析、今後を予測する。社会的関心を呼んでいるTPPの医療への影響と医療の産業化を包括的に論じた初の書。

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目次

はしがき

序章 あるべき医療・ある医療と東日本大震災
 第1節 「あるべき医療」と「ある医療」の相克──東日本大震災と福島原発事故後の医療政策を考える
 第2節 東日本大震災で医療・社会保障政策はどう変わるか?
 第3節 医療・社会保障・社会に対する国民意識の変化をどう読むか?
 第4節 東日本大震災・福島原発事故後の医療・社会保障について改めて考える

第1章 TPPと混合診療
 第1節 TPPと日本の医療
 第2節 TPPに参加するとアメリカは日本医療に何を要求してくるか?
 第3節 TPPへの参加が医療・医薬品産業に与える影響
 第4節 なぜ私はTPPに参加しても混合診療が全面解禁される可能性は低いと判断しているか?
 第5節 混合診療裁判の最高裁判決とその新聞報道等を改めて考える

第2章 医療産業化論の歴史的・理論的検討
 第1節 なぜ民主党政権で医療分野への市場原理導入論が復活したのか?
 第2節 医療への市場原理導入論の30年──民間活力導入論から医療産業化論へ
 第3節 「医療産業」・「医療の産業化」という用語の来歴
 第4節 日本の民間病院の「営利性」と活力
 第5節 医療ツーリズムの新種「病院輸出」は成功するか?
 第6節 民主党政権の「新成長戦略」・「ライフ・イノベーションによる健康大国戦略」の複眼的検討

第3章 社会保障と税の一体改革案
 第1節 集中検討会議「社会保障改革案」を読む
 第2節 「社会保障・税一体改革成案」をどう読むか?
 第3節 受診時定額負担・免責制は保険の原点か?──吉川洋氏の主張とその問題点
 第4節 厚労省「医療費等の将来見通し」で注目すべき3つのこと

第4章 介護保険制度と保健・医療・福祉複合体
 第1節 介護予防の問題点──医療経済・政策学の視点から
 第2節 日本の介護保険制度と保健・医療・福祉複合体──韓国社会福祉学会春季学術大会での報告
 第3節 日本の保健・医療・福祉複合体の最新動向と「地域包括ケアシステム」

第5章 国民皆保険史研究の盲点
 第1節 国民皆保険50周年──「いつでも,どこでも,だれでも」という標語の来歴を探る
 第2節 吉村仁氏の「医療費亡国論」は幻か?──1980年代前半の「医療費適正化」政策の再検証

初出一覧
あとがき
事項索引
人名索引

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