ウィリアム・J・ボーモル

名前 ウィリアム・J・ボーモル
カナ ウィリアム ボーモル

プロフィール

1949年にロンドン大学で博士号を取得 現在は,ニューヨーク大学教授で,同大学スターン経営学大学院のBerkley Center for Entrepreneurship & InnovationのAcademic Directorでもある.現実への鋭い洞察から導かれた教授の理論は,ミクロ経済学,マクロ経済学,産業組織論等々,広範囲にわたって経済学の発展に大きく貢献した.特に,企業行動における売上高極大化仮説,貨幣需要に関するボーモル・トービンモデル,環境税の一つであるボーモル・オーツ税,産業組織の柱の一つとなったコンテスタビリティ理論,不均等成長モデルなどが有名である.また,いわゆるボーモル病(コスト病)によって生じる「芸術と経済のジレンマ」についてのウィリアム・ボーエンとの共著『舞台芸術:芸術と経済のジレンマ』により,文化経済学の創始者とも言われている.最近は,自由市場経済の長期的な発展に経済学と歴史の両面からアプローチしている.(2010年12月現在)